DROP RULE (Transact-SQL)
1 つ以上のユーザー定義のルールを現在のデータベースから削除します。
重要 |
---|
DROP RULE は、次期バージョンの MicrosoftSQL Server では削除される予定です。新しい開発作業では、DROP RULE の使用は避け、現在このオプションを使用しているアプリケーションは修正するようにしてください。代わりに、CREATE TABLE または ALTER TABLE の CHECK キーワードを使用して作成できる CHECK 制約を使用してください。詳細については、「CHECK 制約」を参照してください。 |
構文
DROP RULE { [ schema_name . ] rule_name } [ ,...n ] [ ; ]
引数
schema_name
ルールが属するスキーマの名前です。rule
削除するルールです。ルール名は、識別子のルールに従っている必要があります。識別子のルールの詳細については、「オブジェクト名としての識別子の使用」を参照してください。ルールのスキーマ名の指定は省略可能です。
説明
ルールを削除するには、そのルールが列または別名データ型に現在バインドされている場合、まず、このバインドを解除します。ルールのバインドを解除するには、sp_unbindrule を使用します。バインドされているルールを削除しようとすると、エラー メッセージが表示され、DROP RULE ステートメントは取り消されます。
ルールを削除すると、以前はそのルールに制御されていた列に新しいデータを入力しても、ルールの制約を受けなくなります。既存のデータはまったく影響を受けません。
DROP RULE ステートメントは、CHECK 制約には適用されません。CHECK 制約の削除の詳細については、「ALTER TABLE (Transact-SQL)」を参照してください。
権限
DROP RULE を実行するには、少なくとも、ルールが属するスキーマに対する ALTER 権限が必要です。
例
次の例では、VendorID_rule というルールのバインドを解除し、削除します。
USE AdventureWorks;
GO
IF EXISTS (SELECT name FROM sysobjects
WHERE name = 'VendorID_rule'
AND type = 'R')
BEGIN
EXEC sp_unbindrule 'Production.ProductVendor.VendorID'
DROP RULE VendorID_rule
END
GO