SQL Server でテスト済みの OLE DB プロバイダ

SQL Server の分散クエリは、複数の OLE DB プロバイダでテスト済みです。テスト済み OLE DB プロバイダのうち以下のプロバイダが SQL Server と共にインストールされます。

これ以外のテスト済みのプロバイダは、以下のとおりです。

次の表は、SQL Server 分散クエリのテストが済んでいる OLE DB プロバイダを示しています。これらすべてのプロバイダは、OPENQUERY 関数と OPENROWSET 関数の中でパススルー クエリを指定することにより、SELECT ステートメントの中で参照されます。

データ ソース

プロバイダ名

4 つの部分から構成される名前の中での使用

パススルー クエリとコマンドでの使用

INSERT、UPDATE、または DELETE での使用

分散トランザクション内での使用

SQL Server 7.0 以降

MicrosoftSQL Server Native Client OLE DB プロバイダ

ODBC データ ソース

Microsoft OLE DB Provider for ODBC

可*

可*

可*

Microsoft Access (Jet) データベース

Microsoft OLE DB Provider for Jet version 4.00

可 (Microsoft Jet version 4.0 以前のバージョンで作成されたデータベースの場合は不可)

不可

Microsoft Excel ワークシート

Microsoft OLE DB Provider for Jet version 4.00

不可

Oracle データベース

Microsoft OLE DB Provider for Oracle

Oracle データベース**

Oracle Provider for OLE DB (8.1.7.3.0) for Windows 2000/NT

Microsoft Windows 2000 ディレクトリ

Microsoft OLE DB Provider for Microsoft Directory Services

不可

不可

不可

ローカル ファイル システム (Indexing Service)

Microsoft OLE DB Provider for Microsoft Indexing Service (Microsoft Windows NT 4.0 Service Pack 4 以降のバージョンが必要)

不可

不可

不可

IBM DB2 データベース

Microsoft OLE DB Provider for DB2

Microsoft Exchange Server

Microsoft OLE DB Provider for Exchange Server

不可

不可

不可

* Microsoft OLE DB Provider for ODBC の機能は使用している ODBC ドライバに依存します。ODBC ドライバによっては、プロバイダがこれらの機能を一部サポートできない場合があるためです。

** Oracle Provider for OLE DB のサポート状況は次のとおりです。

Oracle 32 ビット

アウト プロセスのみ

Oracle 64 ビット

なし

Microsoft では、Microsoft でテストしたプロバイダを参照する分散クエリだけをサポートしていますが、分散クエリは「分散クエリ用の OLE DB プロバイダ参照」に記載されている要件を満たすすべての OLE DB プロバイダに使用できます。

4 つの部分から構成される名前の使用をプロバイダがサポートしていない場合、そのプロバイダはパススルー クエリを使用する OPENQUERY 関数または OPENROWSET 関数で参照できます。

関連項目

概念