sys.syscacheobjects (Transact-SQL)

キャッシュの使用法に関する情報を示します。

重要な注意事項重要

この SQL Server 2000 システム テーブルは、下位互換性を保つためにビューとして含まれています。 代わりに、現在の SQL Server システム ビューを使用することをお勧めします。 対応するシステム ビューを調べるには、「SQL Server 2005 システム ビューへの SQL Server 2000 システム テーブルのマッピング」を参照してください。 この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。 新しい開発作業では、この機能の使用を避け、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正するようにしてください。

列名

データ型

説明

bucketid

int

バケット ID です。値は 0 ~ディレクトリ サイズ -1 の範囲を示します。ディレクトリ サイズは、ハッシュ テーブルのサイズです。

cacheobjtype

nvarchar(17)

キャッシュ内のオブジェクトの種類です。

  • コンパイル済みプラン

  • 実行プラン

  • 解析ツリー

  • カーソル

  • 拡張ストアド プロシージャ

objtype

nvarchar(8)

オブジェクトの種類です。

  • ストアド プロシージャ

  • 準備済みステートメント

  • アドホック クエリ (リモート プロシージャ呼び出しではなく、sqlcmd または osql ユーティリティから言語イベントとして送信された Transact-SQL)

  • ReplProc (レプリケーション プロシージャ)

  • トリガ

  • ビュー

  • 既定値

  • ユーザー テーブル

  • システム テーブル

  • 確認

  • ルール

objid

int

キャッシュ内のオブジェクトを検索するために使用される主キーの 1 つです。プロシージャ、ビュー、トリガなどのデータベース オブジェクトの sysobjects に格納されたオブジェクト ID です。アドホックまたは使用可能になった SQL などのキャッシュ オブジェクトの場合、objid は内部で生成された値です。

dbid

smallint

キャッシュ オブジェクトがコンパイルされたデータベース ID です。

dbidexec

smallint

クエリ実行元となるデータベース ID です。

ほとんどのオブジェクトの場合、dbidexec の値は dbid と同じになります。

システム ビューの場合、dbidexec はクエリ実行元のデータベース ID になります。

アドホック クエリの場合、dbidexec の値は 0 になります。つまり、dbidexec の値は dbid と同じになります。

uid

smallint

アドホックなクエリ プランおよび使用可能になったプランのプラン作成者です。

-2 は、送られたバッチが暗黙的な名前解決に依存せず、複数ユーザー間での共有が可能なことを示します。この値は優先されます。他の値は、データベースのクエリを送っているユーザーのユーザー ID を示します。

ユーザーとロールの数が 32,767 を超える場合は、オーバーフローが発生するか NULL が返されます。詳細については、「SQL Server システム カタログに対するクエリ」を参照してください。

refcounts

int

このキャッシュ オブジェクトを参照している他のキャッシュ オブジェクトの数です。1 は基になるオブジェクトであることを示します。

usecounts

int

このキャッシュ オブジェクトが最初の時点から使用された回数です。

pagesused

int

キャッシュ オブジェクトによって使用されたページ数です。

lasttime

bigint

これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。常に 0 を返します。

maxexectime

bigint

これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。常に 0 を返します。

avgexectime

bigint

これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。常に 0 を返します。

lastreads

bigint

これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。常に 0 を返します。

lastwrites

bigint

これは旧バージョンとの互換性のためにだけ用意されています。常に 0 を返します。

setopts

int

コンパイル済みプランに影響する SET オプションの設定です。この設定は、キャッシュ キーの一部です。この列の値が変更されている場合、ユーザーが SET オプションを変更したことを示します。

これには、次の作業が含まれます。

  • ANSI_PADDING

  • FORCEPLAN

  • CONCAT_NULL_YIELDS_NULL

  • ANSI_WARNINGS

  • ANSI_NULLS

  • QUOTED_IDENTIFIER

  • ANSI_NULL_DFLT_ON

  • ANSI_NULL_DFLT_OFF

langid

smallint

言語 ID です。キャッシュ オブジェクトを作成した接続の言語 ID を示します。

dateformat

smallint

キャッシュ オブジェクトを作成した接続の日付形式です。

status

int

キャッシュ オブジェクトがカーソル プランであるかどうかを示します。現時点では、最下位ビットのみが使用されます。

sqlbytes

int

プロシージャの定義または送信済みバッチのバイト長です。

sql

nvarchar(3900)

モジュール定義または送信済みバッチの最初の 3,900 文字です。