ジョブの実装
SQL Server エージェント ジョブを使用すると、定型的な管理作業を自動化して定期的に実行し、管理を効率化できます。
ジョブとは、SQL Server エージェントによって順番に実行される一連の操作です。ジョブで実行できる操作は多岐にわたり、Transact-SQL スクリプト、コマンド ライン アプリケーション、Microsoft ActiveX スクリプト、Integration Services パッケージ、Analysis Services のコマンドおよびクエリ、レプリケーション タスクなどを実行できます。ジョブでは、繰り返し行う作業や、スケジュールに設定できる作業を実行できます。また、警告を生成してジョブの状態をユーザーに自動的に通知できるので、SQL Server の管理を大幅に簡素化できます。
ジョブは手動で実行することも、スケジュールや警告に応じて実行されるように構成することもできます。
このセクションの内容
ジョブの作成
ジョブを作成してカテゴリごとに編成するための情報を記載しています。ジョブ ステップの作成
ユーザーが作成できるさまざまな種類のジョブ ステップおよびそれらの使用方法について説明します。スケジュールの作成とジョブへのアタッチ
ジョブの実行開始時刻および実行頻度を定義する方法について説明します。ジョブの実行
(スケジュールを設定せずに) ジョブを手動で実行するための情報を記載しています。ジョブ応答の指定
ジョブに応答できるように SQL Server エージェントを構成する方法について説明します。たとえば、ジョブが完了したら管理者に通知するように SQL Server エージェントを構成できます。ジョブの表示と変更
既存のジョブおよびその実行履歴を参照する方法と、既存のジョブを変更する方法について説明します。Transact-SQL を使用したジョブのスクリプト作成
既存のジョブに使用する Transact-SQL スクリプトを作成する方法について説明します。ジョブの利用状況の監視
ジョブの利用状況モニタを使用して、SQL Server のインスタンスにあるジョブについて説明します。現在のジョブのプロパティ、最新の実行ステータス、および将来の実行時間を表示できます。ジョブの利用状況モニタを使用すると、ジョブ履歴にリンクすることもできます。