複数のデータベースのチューニング
アプリケーションが作業を完了する際には、複数のデータベースへのアクセスが発生することがよくあります。したがって、ワークロードにより、複数のデータベースのオブジェクトが頻繁に参照されます。データベース エンジン チューニング アドバイザでは、複数のデータベースを同時にチューニングできます (この機能は、MicrosoftSQL Server 2000 のインデックス チューニング ウィザード以降に開発された新機能です)。ユーザーはチューニングする一連のデータベースを指定できます。データベース エンジン チューニング アドバイザにより、選択したすべてのデータベースについて推奨設定が作成されます。
複数のデータベースのチューニング シナリオ
あるデータベースのビューから、2 番目のデータベースのテーブルが参照されます。ユーザーは、2 番目のデータベースのチューニングのみを必要としています。2 番目のデータベースのみをチューニングするには、適切な USE <first_database> ステートメントの後にワークロードのビューを参照するクエリを含め、チューニングする 2 番目のデータベースを選択します。
グラフィカル ユーザー インターフェイスを使用した複数のデータベースのチューニング
ユーザーは、[全般] タブで、ワークロードによって参照されるすべてのデータベースを選択して、チューニングする複数のデータベースを指定できます。グラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) を使用して複数のデータベースをチューニングする方法については、「データベース エンジン チューニング アドバイザを使用してデータベースをチューニングする方法」を参照してください。
dta コマンド ライン ユーティリティを使用した複数のデータベースのチューニング
コマンド プロンプトで -D 引数を使用すると、チューニングする複数のデータベースを指定できます。ワークロードによって参照されるデータベースをコンマ区切りのリストで指定します。次に、-d オプションを使用して、リスト内のどのデータベースにデータベース エンジン チューニング アドバイザから最初に接続するかを指定します。dta コマンド プロンプト ユーティリティを使用して複数のデータベースをチューニングする方法については、「dta ユーティリティを使用してデータベースをチューニングする方法」を参照してください。