高可用性を実現する連合データベース サーバーのデザイン

大規模な Web サイトまたは内部オンライン トランザクション処理 (OLTP) システムのデータには、高い信頼性が必要です。クラスタ化されたアプリケーション層では、1 台のサーバーがダウンするとシステムのパフォーマンスが低下する可能性はありますが、システム全体が停止することはありません。代替サーバーをクラスタに接続できるようになるまでは、クラスタ内の残りのサーバーによって負荷のバランスが再調整されます。

SQL Server では、この種の負荷分散クラスタリングはサポートされていませんが、Microsoft クラスタ サービスのフェールオーバー クラスタリングがサポートされています。フェールオーバー クラスタリングでは、クラスタごとに 1 ~ 4 台のサーバーがサポートされます。サポートされるサーバーの台数は、オペレーティング システムによって異なります。クラスタは、アプリケーションでは 1 台の仮想サーバーとして認識されます。プライマリ サーバー ノードでエラーが発生した場合、別のノードによってプライマリ サーバー ノードのダウンが検出され、仮想サーバーに送信されたすべての要求が自動的に処理されるようになります。クラスタは、プライマリ サーバーが修復されるか、置き換えられるまで代わりのノードで実行されます。フェールオーバー クラスタリングでは高可用性が提供されますが、負荷分散は実行されません。