DROP ASYMMETRIC KEY (Transact-SQL)
データベースから非対称キーを削除します。
構文
DROP ASYMMETRIC KEY key_name [REMOVE PROVIDER KEY]
引数
key_name
データベースから削除する非対称キーの名前を指定します。REMOVE PROVIDER KEY
EKM デバイスから拡張キー管理 (EKM) を削除します。拡張キー管理の詳細については、「拡張キー管理 (EKM) について」を参照してください。
説明
データベース内の対称キーが非対称キーで暗号化されている場合、またはユーザーやログインが非対称キーにマップされる場合、非対称キーは削除できません。このようなキーを削除するには、事前にそのキーにマップされるユーザーまたはログインを削除する必要があります。また、その非対称キーで暗号化されているすべての対称キーを削除または変更する必要があります。非対称キーによる暗号化を削除するには、ALTER SYMMETRIC KEY の DROP ENCRYPTION オプションを使用します。
非対称キーのメタデータには、sys.asymmetric_keys カタログ ビューを使用することによってアクセスできます。非対称キー自体を、データベース内部から直接表示することはできません。
非対称キーが EKM デバイスの拡張キー管理 (EKM) にマップされており、REMOVE PROVIDER KEY オプションが指定されていない場合は、キーはデータベースから削除されますが、デバイスからは削除されません。この場合、警告が発行されます。
権限
非対称キーに対する CONTROL 権限が必要です。
例
次の例では、非対称キー MirandaXAsymKey6 をデータベース AdventureWorks から削除します。
USE AdventureWorks;
DROP ASYMMETRIC KEY MirandaXAsymKey6;