fn_trace_gettable (Transact-SQL)
1 つ以上のトレース ファイルの内容を表形式で返します。
構文
fn_trace_gettable ( 'filename' , number_files )
引数
'filename'
読み取る最初のトレース ファイルを指定します。filename のデータ型は nvarchar(256) で、既定値はありません。number_files
読み取るロールオーバー ファイルの数を指定します。この数には filename で指定する最初のファイルも含まれます。number_files のデータ型は int です。
説明
number_files を default として指定すると、fn_trace_gettable では、トレースの最後に達するまですべてのロールオーバー ファイルが読み取られます。fn_trace_gettable は、指定されたトレースに対してすべての列が有効であるテーブルを返します。詳細については、「sp_trace_setevent (Transact-SQL)」を参照してください。
元のトレース ファイル名がアンダースコアと数値で終わる場合、fn_trace_gettable 関数はロールオーバー ファイルを読み取らないことに注意してください (このオプションが number_files 引数を使用して指定されている場合)。ただし、この状況は、ファイルがロールオーバーされるときに自動的に追加されたアンダースコアおよび数値については該当しません。この問題に対処するには、元のファイル名のアンダースコアを削除してトレース ファイルの名前を変更します。たとえば、元のファイル名が Trace_Oct_5.trc であり、ロールオーバー ファイル名が Trace_Oct_5_1.trc である場合、ファイル名を TraceOct5.trc と TraceOct5_1.trc に変更します。
この関数は、関数が実行されるインスタンス上でアクティブになっているトレースを読み取ることができます。
権限
サーバーに対する ALTER TRACE 権限が必要です。
例
A. fn_trace_gettable を使用してトレース ファイルから行をインポートする
次の例では、SELECT...INTO ステートメントの FROM 句内から fn_trace_gettable を呼び出します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT * INTO temp_trc
FROM fn_trace_gettable('c:\temp\mytrace.trc', default);
GO
B. fn_trace_gettable を使用して、SQL Server テーブルに読み込むことができる IDENTITY 列を含むテーブルを返す
次の例では、SELECT...INTO ステートメントの一部として関数を呼び出し、temp_trc テーブルに読み込むことができる IDENTITY 列を含むテーブルを返します。
USE AdventureWorks;
GO
SELECT IDENTITY(int, 1, 1) AS RowNumber, * INTO temp_trc
FROM fn_trace_gettable('c:\temp\mytrace.trc', default);
GO
変更履歴
変更内容 |
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「解説」セクションを更新して、元のトレース ファイル名がアンダースコアと数値で終わる場合のロールオーバー ファイルの動作に関する情報を記載しました。 |