sp_helpserver (Transact-SQL)
特定のリモート サーバーまたはレプリケーション サーバー、あるいはすべてのリモート サーバーとレプリケーション サーバーに関する情報をレポートします。サーバー名、サーバーのネットワーク名、サーバーのレプリケーションの状態、サーバーの識別番号、照合順序名がレポートされます。また、リンク サーバーに対する接続やクエリのタイムアウト値もレポートされます。
構文
sp_helpserver [ [ @server = ] 'server' ]
[ , [ @optname = ] 'option' ]
[ , [ @show_topology = ] 'show_topology' ]
引数
[ @server = ] 'server'
レポート対象のサーバーを指定します。server を指定しない場合、master.sys.servers のすべてのサーバーに関するレポートが生成されます。server のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。[ @optname = ] 'option'
サーバーを説明するオプションを指定します。option のデータ型は varchar(35) で、既定値は NULL です。次のいずれかの値を指定できます。値
説明
collation compatible
リンク サーバーに対するディストリビュートされたクエリの実行に影響します。このオプションを true に設定した場合、
data access
分散クエリ アクセスに対してリンク サーバーを有効または無効にします。
dist
ディストリビュータです。
dpub
ディストリビュータへのリモート パブリッシャです。
lazy schema validation
クエリ開始時のリモート テーブルのスキーマ チェックをスキップします。
pub
パブリッシャです。
rpc
指定されたサーバーからの RPC を有効にします。
rpc out
指定されたサーバーへの RPC を有効にします。
sub
サブスクライバです。
system
単に情報を示すためだけに特定されます。 サポートされていません。 将来の互換性は保証されません。
use remote collation
ローカル サーバーの照合順序ではなく、リモート列の照合順序を使用します。
[ @show_topology = ] 'show_topology'
指定したサーバーと他のサーバーとの関係を指定します。show_topology のデータ型は varchar(1) で、既定値は NULL です。show_topology が t と等しくないか、NULL の場合、sp_helpserver では、結果セットに一覧される列が返されます。show_topology が t と等しい場合、sp_helpserver では、結果セットに一覧される列のほか、topx および topy 情報も返されます。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
結果セット
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
name |
sysname |
サーバー名 |
network_name |
sysname |
サーバーのネットワーク名 |
status |
varchar(70) |
サーバーの状態 |
id |
char(4) |
サーバーの識別番号 |
collation_name |
sysname |
サーバーの照合順序 |
connect_timeout |
int |
リンク サーバーへの接続のタイムアウト値 |
query_timeout |
int |
リンク サーバーに対するクエリのタイムアウト値 |
説明
1 つのサーバーについて複数の状態値が返されることもあります。
権限
権限は確認されません。
例
A. すべてのサーバーに関する情報を表示する
次の例では、パラメータを指定せずに sp_helpserver を使用して、すべてのサーバーに関する情報を表示します。
USE master;
GO
EXEC sp_helpserver
B. 特定のサーバーに関する情報を表示する
次の例では、SEATTLE2 サーバーに関するすべての情報を表示します。
USE master;
GO
EXEC sp_helpserver 'SEATTLE2'
関連項目