sp_helpdistpublisher (Transact-SQL)

ディストリビュータを使用するパブリッシャのプロパティを返します。このストアド プロシージャは、ディストリビュータで任意のデータベースに対して実行できます。

トピック リンク アイコンTransact-SQL 構文規則

構文

sp_helpdistpublisher [ [ @publisher=] 'publisher'] 
    [ , [ @check_user = ] check_user

引数

  • [ @publisher= ] 'publisher'
    プロパティが返されるパブリッシャです。publishersysname で、既定値は % です。

  • [ @check_user= ] check_user
    単に情報を示すためだけに特定されます。 サポートされていません。 将来の互換性は保証されません。

結果セット

列名

データ型

説明

name

sysname

パブリッシャの名前です。

distribution_db

sysname

指定されたパブリッシャのディストリビューション データベースです。

security_mode

int

キュー更新サブスクリプションのパブリッシャへの接続、または SQL Server 以外のパブリッシャとの接続のため、レプリケーション エージェントで使用されるセキュリティ モードです。

0 = SQL Server 認証

1 = Windows 認証

login

sysname

キュー更新サブスクリプションのパブリッシャへの接続、または SQL Server 以外のパブリッシャとの接続のため、レプリケーション エージェントで使用されるログイン名です。

password

nvarchar(524)

単純な暗号化形式で返されるパスワードです。sysadmin 以外のユーザーの場合、パスワードは NULL です。

active

bit

リモート パブリッシャがディストリビュータとしてローカル サーバーを使用しているかどうかを示します。

0 = いいえ

1 = はい

working_directory

nvarchar(255)

作業ディレクトリの名前です。

trusted

bit

パブリッシャがディストリビュータに接続するときにパスワードが必要かどうかを示します。MicrosoftSQL Server 2005 以降のバージョンでは、この列は、パスワードが必要であることを示す 0 を常に返す必要があります。

thirdparty_flag

bit

SQL Server またはサード パーティのアプリケーションによってパブリケーションが有効にされるかどうかを示します。

0 = SQL Server、Oracle、または Oracle Gateway Publisher です。

1 = サード パーティのアプリケーションを使用してパブリッシャが SQL Server と統合されました。

publisher_type

sysname

パブリッシャの種類です。次のいずれかの値をとります。

  • MSSQLSERVER

  • ORACLE

  • ORACLE GATEWAY

publisher_data_source

nvarchar(4000)

パブリッシャでの OLE DB データ ソースの名前です。

リターン コード値

0 (成功) または 1 (失敗)

説明

sp_helpdistpublisher は、すべての種類のレプリケーションで使用されます。

sysadmin 以外のログインでは、sp_helpdistpublisher を実行しても結果セットにパブリッシャのログインまたはパスワードは表示されません。

権限

sysadmin 固定サーバー ロールのメンバは、ローカル サーバーをディストリビュータとして使用する任意のパブリッシャに対して sp_helpdistpublisher を実行できます。ディストリビューション データベースの db_owner 固定データベース ロールまたは replmonitor ロールのメンバは、そのディストリビューション データベースを使用する任意のパブリッシャに対して sp_helpdistpublisher を実行できます。指定した publisher のパブリケーションに関するパブリケーション アクセス リストのユーザーは、sp_helpdistpublisher を実行できます。publisher を指定しなかった場合は、そのユーザーがアクセス権を持つすべてのパブリッシャの情報が返されます。