Audit Broker Conversation イベント クラス
SQL Server では、Audit Broker Conversation イベントを作成して、Service Broker のダイアログ セキュリティに関連した監査メッセージを報告します。
Audit Broker Conversation イベント クラスのデータ列
データ列 |
型 |
説明 |
列番号 |
フィルタの適用 |
---|---|---|---|---|
ApplicationName |
nvarchar |
SQL Server のインスタンスへの接続を作成したクライアント アプリケーションの名前。この列には、プログラムの表示名ではなくアプリケーションによって渡された値が格納されます。 |
10 |
可 |
BigintData1 |
bigint |
メッセージのメッセージ シーケンス番号。 |
52 |
不可 |
ClientProcessID |
int |
クライアント アプリケーションが実行されているプロセスに対し、ホスト コンピュータによって割り当てられた ID。クライアントによりクライアント プロセス ID が指定されると、このデータ列に値が格納されます。 |
9 |
可 |
DatabaseID |
int |
USE database ステートメントにより指定されたデータベースの ID、または特定のインスタンスに対して USE database ステートメントが発行されていない場合は、既定のデータベースの ID。SQL Server Profilerでは、ServerName データ列がトレースでキャプチャされ、そのサーバーが使用可能な場合、データベースの名前が表示されます。データベースに対応する値は、DB_ID 関数を使用して特定します。 |
3 |
可 |
Error |
int |
(このイベントによってエラーが報告された場合) SQL Server エラー番号。 |
31 |
不可 |
EventClass |
int |
キャプチャされたイベント クラスの種類。Audit Broker Conversation の場合は、常に 158 です。 |
27 |
不可 |
EventSubClass |
int |
イベント サブクラスの種類です。各イベント クラスについての詳細な情報を提供します。次の表に、このイベントのイベント サブクラス値を示します。 |
21 |
可 |
FileName |
nvarchar |
ログインの失敗理由。ログインに成功した場合、この列は空です。 |
36 |
不可 |
GUID |
uniqueidentifier |
ダイアログのメッセージ交換 ID。この ID はメッセージの一部として転送され、メッセージ交換の両側で共有されます。 |
54 |
不可 |
HostName |
nvarchar |
クライアントが実行しているコンピュータの名前。このデータ列には、クライアントがホスト名を指定している場合にデータが格納されます。ホスト名を特定するには、HOST_NAME 関数を使用します。 |
8 |
可 |
IntegerData |
int |
メッセージのフラグメント番号。 |
25 |
不可 |
NTDomainName |
nvarchar |
ユーザーが所属する Windows NT 4.0 ドメインまたは Windows 2000 ドメイン。 |
7 |
可 |
NTUserName |
nvarchar |
このイベントが生成された接続を所有するユーザーの名前。 |
6 |
可 |
ObjectId |
int |
対象サービスのユーザー ID。 |
22 |
不可 |
RoleName |
nvarchar |
メッセージ交換ハンドルのロール。initiator または target のいずれかです。 |
38 |
不可 |
ServerName |
nvarchar |
トレースされる SQL Server のインスタンスの名前。 |
26 |
不可 |
Severity |
int |
(このイベントによってエラーが報告された場合) SQL Server エラーの重大度。 |
29 |
不可 |
SPID |
int |
クライアントに関連付けられているプロセスに、SQL Server によって割り当てられているサーバー プロセス ID。 |
12 |
可 |
StartTime |
datetime |
(取得できた場合) イベントが開始した時刻。 |
14 |
可 |
State |
int |
SQL Server のソース コード内のイベントが生成された場所を示します。イベントが生成された場所によって、状態コードが異なることがあります。マイクロソフトのサポート エンジニアはこの状態コードを使用して、イベントが生成されたソース コード内の場所を特定することができます。 |
30 |
不可 |
TextData |
ntext |
|
1 |
可 |
次の表に、このイベント クラスのサブクラス値を示します。
ID |
サブクラス |
説明 |
---|---|---|
1 |
No Security Header |
セキュリティで保護されたメッセージ交換時に、Service Broker がセッション キーを含んでいないメッセージを受信しました。セキュリティで保護されたメッセージ交換が確立されると、ダイアログのプロトコルは、メッセージ交換で使用されるすべてのメッセージにセッション キーが含まれていることを必要とします。 |
2 |
No Certificate |
メッセージ交換の送信者または受信者のどちらかの使用可能な証明書を Service Broker で検出できませんでした。メッセージ交換をセキュリティで保護するには、メッセージ交換の送信者と受信者の両方が使用できる証明書がデータベースに格納されている必要があります。 |
3 |
Invalid Signature |
送信者が送信者の証明書に公開キーを使用して提供したメッセージの署名を Service Broker で確認できませんでした。これは、メッセージが破損していること、メッセージが改ざんされたこと、リモート サービスとローカル サービスが同じユーザー証明書を使用して構成されていないこと、または証明書の有効期限が切れていることを示している場合があります。 |
4 |
Run As Target Failure |
送信先のユーザーが送信先のキューに対する受信権限を持っていません。Service Broker では、許可されていないユーザーがメッセージを受信できないように、キューからメッセージを受け取れないユーザーを送信先とするメッセージをキューに登録しません。これは、メッセージの送信元のユーザーにメッセージをキューに登録する権限があるかどうかとは無関係です。 |