Restore クラス

Restore オブジェクトを使用すると、プログラムで復元操作にアクセスできます。

名前空間:  Microsoft.SqlServer.Management.Smo
アセンブリ:  Microsoft.SqlServer.SmoExtended (Microsoft.SqlServer.SmoExtended.dll)

構文

'宣言
Public NotInheritable Class Restore _
    Inherits BackupRestoreBase
'使用
Dim instance As Restore
public sealed class Restore : BackupRestoreBase
public ref class Restore sealed : public BackupRestoreBase
[<SealedAttribute>]
type Restore =  
    class
        inherit BackupRestoreBase
    end
public final class Restore extends BackupRestoreBase

説明

Restore オブジェクトを使用すると、次のような操作を実行できます。

  • データベースのすべてまたは一部の復元

  • トランザクション ログ レコードのバックアップ イメージの復元

  • バックアップ メディアの整合性の確認

  • バックアップ メディアの内容の報告

  • 復元操作の監視、およびユーザーへの状態の報告

SQL Server では、ディスク、テープ、名前付きパイプ、またはバックアップ デバイスの 4 種類のメディアのいずれかにバックアップを書き込めます。SQL Server は、バックアップのストライピングをサポートします。ストライピングしたバックアップとは、複数のデバイスに書き込まれたバックアップのことです。ストライピングは、単一のメディアの種類に対してのみサポートされています。つまり、バックアップを 2 つのテープ デバイスに書き込むことは可能です。バックアップの半分をテープ デバイスに書き込み、残りの半分をディスクに書き込むことはできません。

Restore オブジェクトを使用するときは、最低でも復元元の値を指定します。メディアの種類のプロパティを 1 つ使用し、復元操作元を指定します。

目的の復元操作によっては、Restore オブジェクトで他のプロパティを設定する必要があります。

スレッド セーフ

この型の public static (Microsoft Visual Basic では Shared) のすべてのメンバーは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。 インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

Restore オブジェクトのプロパティを取得するには、固定サーバー ロール public のメンバでも可能です。

Restore オブジェクトのプロパティを設定するには、サーバーの CREATE DATABASE 権限を持っているか、固定サーバー ロール sysadmin または dbcreator のメンバ、あるいは固定データベース ロール db_owner のメンバである必要があります。

復元操作を実行するには、サーバーの CREATE DATABASE 権限を持っているか、固定サーバー ロール sysadmin または dbcreator のメンバである必要があります。データベースが既に存在する場合は、固定データベース ロール db_owner のメンバも復元操作を実行できます。

継承階層

System. . :: . .Object
  Microsoft.SqlServer.Management.Smo. . :: . .BackupRestoreBase
    Microsoft.SqlServer.Management.Smo..::..Restore

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) のメンバーはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。