データ ソースとしてレポート モデルを使用する方法
データ ソースの種類としてパブリッシュされたレポート モデルを使用するレポートをレポート デザイナで作成できます。この機能により、クリックスルー データ探索のための定義済みのカスタム レポートを作成できます。クリックスルー データ探索で定義済みのレポートを使用する方法の詳細については、「レポート モデルの管理」を参照してください。
データ ソースの種類としてレポート サーバー モデルを選択するには、作業するためのパブリッシュされたモデルが必要です。
レポート サーバー プロジェクトに追加するレポートやレポート ウィザードを使用して作成するレポートのレポート モデル データ ソースの種類を指定できます。このトピックの手順では、現在のプロジェクトにレポートを追加する場合を想定しています。このウィザードの詳細については、「チュートリアル : レポート デザイナでのモデルに基づくレポートの作成」を参照してください。
レポート モデル データ ソースの種類を作成するには
レポート デザイナで、現在のレポート サーバー プロジェクトにレポートを追加します。
ツール バーのレポート データ ペインで、[新規作成]、[データ ソース] の順にクリックします。
[データ ソースのプロパティ] ダイアログ ボックスの [名前] ボックスに名前を入力するか、既定の名前を受け入れます。
[埋め込み接続] が選択されていることを確認します。
[種類] ボックスの一覧から [レポート サーバー モデル] を選択します。
[接続文字列] ボックスで、レポート サーバーへの URL とモデルへのパスを指定する接続文字列を入力します。使用する接続文字列は、レポート モデルがネイティブ モードに構成されたレポート サーバーにあるか、SharePoint 統合モードにあるかによって異なります。次の一覧に、各モードの接続文字列の例を示します。
[ネイティブ モード] server=http://TestServer/reportserver; datasource=/Models/AdventureWorks Model
[SharePoint 統合モード] server=http://TestServer/TestSite; datasource=http://TestServer/TestSite/Documents/Adventure Works.smdl
Web サーバーに localhost を使用する場合は、TCP/IP が有効になっていることを確認します。それ以外の場合は、接続エラーが発生する可能性があります。詳細については、「サーバーおよびデータベースの接続に関する問題のトラブルシューティング」を参照してください。
モデル名はデータ ソースの接続文字列の引数で指定します。引数はレポート サーバーのフォルダの名前空間内の完全修飾モデル名に解決される必要があります。この例では、フォルダに /Data Sources という名前が付けられ、レポート サーバーのフォルダの名前空間にあるルート ノードの子フォルダになっています。パスは必ずスラッシュから開始します。パスがわからない場合は、SQL Server Management Studio またはレポート マネージャを使用してフォルダ階層に移動します。
[資格情報] タブで、資格情報を指定してデータ ソースにアクセスします。
Windows 認証 (統合セキュリティ) または保存された資格情報を選択します。要求された資格情報を選択する場合は、レポート サーバーがデータ ソースへの接続を確立するたびに資格情報を入力する必要があります。自動実行アカウントを構成している場合を除いて、[資格情報なし] は選択しないでください。詳細については、「レポート データ ソースに関する資格情報と接続情報の指定」を参照してください。
[OK] をクリックします。
このデータ ソースがレポート データ ペインに表示されます。データセットを作成するためにレポート モデル クエリ デザイナを開くには、データ ソースを右クリックし、[データセットの追加]、[クエリ デザイナ] の順にクリックします。レポート モデル クエリ デザイナが表示されない場合は、レポート モデルへの接続が行われていません。接続文字列と資格情報を確認してエラーを解決し、クエリ デザイナを開きます。