作業 4: フラット ファイル変換先の追加

Lookup Currency Key 変換のエラー出力では、参照操作に失敗したデータ行がスクリプト変換にリダイレクトされます。スクリプト変換ではスクリプトが実行され、発生したエラーに関するさらに詳しい情報を記述したエラーの説明が取得されます。

ここでは、後の処理に向けて、失敗した行に関するすべての情報を区切りファイルに保存します。失敗した行を保存するには、フラット ファイル接続マネージャで、フラット ファイル変換先を追加し、エラー データを保存するテキスト ファイルを構成する必要があります。フラット ファイル変換先が使用するフラット ファイル接続マネージャでプロパティを設定することにより、フラット ファイル変換先がテキスト ファイルをフォーマットする方法と書き込む方法を指定できます。詳細については、「フラット ファイル接続マネージャ」および「フラット ファイル変換先」を参照してください。

新しいフラット ファイルを追加し、エラー データが読み込まれるように構成するには

  1. [データ フロー] タブをクリックします。

  2. [ツールボックス][データ フローの変換先] を展開し、[フラット ファイル変換先] をデータ フロー デザイン画面までドラッグして、[Get Error Description] 変換のすぐ下にドロップします。

  3. [Get Error Description] 変換をクリックし、緑の矢印を、新しい [フラット ファイル変換先] までドラッグします。

  4. [データ フロー] デザイン画面で、新しく追加した [フラット ファイル変換先] 変換の [フラット ファイル変換先] をクリックし、名前を「Failed Rows」に変更します。

  5. この Failed Rows 変換を右クリックし、[編集] をクリックします。次に、[フラット ファイル変換先エディタ][新規作成] をクリックします。

  6. [フラット ファイル形式] ダイアログ ボックスで、[区切り記号] が選択されていることを確認し、[OK] をクリックします。

  7. [フラット ファイル接続マネージャ エディタ][接続マネージャ名] ボックスに、「Error Data」と入力します。

  8. [フラット ファイル接続マネージャ エディタ] ダイアログ ボックスで、[参照] をクリックし、ファイルの保存先のフォルダに移動します。

  9. [ファイルを開く] ダイアログ ボックスで、[ファイル名] に「ErrorOutput.txt」と入力し、[開く] をクリックします。

  10. [フラット ファイル接続マネージャ エディタ] ダイアログ ボックスで、[ロケール] ボックスに [英語 (米国)]、[コード ページ] に [1252 (ANSI - ラテン I)] が表示されていることを確認します。

  11. [オプション] ペインで、[列] をクリックします。

    変換元データ ファイルの列に加え、新しい 3 つの列 (ErrorCode、ErrorColumn、および ErrorDescription) が表示されます。これらの列は、Lookup Currency Key 変換のエラー出力と Get Error Description 変換のスクリプトによって生成されたものです。これらの列は、失敗した行の問題を解決するために使用できます。

  12. [OK] をクリックします。

  13. [フラット ファイル変換先エディタ] で、[ファイル内のデータを上書きする] チェック ボックスをオフにします。

    このチェック ボックスをオフにすると、複数のパッケージ実行でエラーが継続します。

  14. [フラット ファイル変換先エディタ][マッピング] をクリックし、すべての列が正しいことを確認します。必要に応じて、変換先の列の名前を変更できます。

  15. [OK] をクリックします。

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作業 5: レッスン 5 のチュートリアル パッケージのテスト

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