セキュリティで保護された開発 (Reporting Services)

Microsoft .NET Framework は、厳しく制約され、管理者が定義したセキュリティ コンテキストでコードを実行できる堅固なセキュリティ システムを備えています。 Reporting Services は、コード アクセス セキュリティまたは証拠ベース セキュリティとも呼ばれる .NET Framework のセキュリティ システムを使用します。 コード アクセス セキュリティの管理下では、リソースにアクセスする場合にユーザーが信頼されます。ただし、ユーザーが実行するコードが信頼されていない場合は、リソースへのアクセスが拒否されます。

コードに基づいたセキュリティは、特定のユーザーに基づいたものとは異なり、カスタム アセンブリまたは Reporting Services 向けに開発するデータ、配信、表示、セキュリティの各拡張機能に対する権限の表現を許可します。 拡張機能のコードは多数の Reporting Services ユーザーによって実行される可能性があり、どのようなユーザーが実行するかは開発時にはわかりません。 開発するカスタム アセンブリや拡張機能には、Reporting Services の特定のセキュリティ ポリシーが必要です。 これらのセキュリティ ポリシーは、.NET Framework の種類として表されます。 コード アクセス セキュリティの詳細については、.NET Framework ドキュメントの「コード アクセス セキュリティ」を参照してください。

このセクションの内容

• Reporting Services のコード アクセス セキュリティ
  Reporting Services のカスタム アセンブリおよび拡張機能で使用するコード アクセス セキュリティとポリシー構成について説明します。

• セキュリティ ポリシーの概要
  Reporting Services の各種アセンブリとコード アクセス セキュリティがコード権限に及ぼす影響について説明します。

• Reporting Services セキュリティ ポリシー ファイルの使用
  各種 Reporting Services コンポーネントおよび対応するポリシー構成ファイルについて説明します。