SQL Server 拡張イベントターゲット

SQL Server 拡張イベントターゲットは、イベントのコンシューマーです。ターゲットは、ファイルに書き込んだり、イベントデータをメモリバッファーに格納したり、イベントデータを集計することができます。ターゲットは、データを同期的または非同期的に処理できます。

拡張イベントの設計上、ターゲットは、セッションごとに 1 回だけイベントを受け取ります。

拡張イベントセッションで使用できる、拡張イベントに用意されたターゲットは次のとおりです。

イベントカウンター

拡張イベントセッション中に発生した、すべての指定されたイベントをカウントします。完全なイベントコレクションのオーバーヘッドを追加しなくても、負荷の特性に関する情報を取得できます。これは、同期ターゲットです。
イベントファイル

イベントセッション出力を、メモリバッファー全体からディスクに書き込みます。これは、非同期ターゲットです。
イベントペアリング

ロックの取得とロックの解放など、対で発生するイベントが数多く存在します。指定された 1 対のイベントの組み合わせが一致するかどうかを判定します。これは、非同期ターゲットです。
Event Tracing for Windows (ETW)

SQL Server イベントを、Windows オペレーティングシステムまたはアプリケーションイベントデータと関連付けます。これは、同期ターゲットです。
ヒストグラム

指定されたイベント列またはアクションに基づいて、指定されたイベントが発生する回数をカウントします。これは、非同期ターゲットです。
リングバッファー

先入れ先出し (FIFO) 順またはイベントごとの FIFO に基づいて、イベントデータをメモリに格納します。これは、非同期ターゲットです。

関連項目