SQL Server Native Client のサポート ポリシー
ここでは、さまざまなデータ アクセス コンポーネントを SQL Server Native Client で使用する方法について説明します。
サーバー サポート
SQL Server Native Client 11.0 は、SQL Server 2005、SQL Server 2008、SQL Server 2008 R2、SQL Server 2012、および Windows Azure SQL データベースへの接続をサポートしています。
サポートされるオペレーティング システムのバージョン
次の表に、SQL Server Native Client をサポートするオペレーティング システムの一覧を示します。
SQL Server Native Client のバージョン |
サポートされるオペレーティング システム |
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SQL Server Native Client (SQL Server 2005) |
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SQL Server Native Client 10.0 (SQL Server 2008) |
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SQL Server Native Client 10.5 (SQL Server 2008 R2) |
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SQL Server Native Client 11.0 (SQL Server 2012) |
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ADO サポート ポリシー
ADO アプリケーションでは、SQL Server 2005 以降の機能を必要としない場合に、Windows に付属している SQLOLEDB OLE DB プロバイダーを使用できます。
ADO アプリケーションでは、SQL Server 2005 に含まれている SQL Server Native Client のバージョンを使用できます。 また、SQL Server 2012 に含まれている SQL Server Native Client 11.0 も使用できますが、これを使用する場合は、接続文字列に DataTypeCompatibility=80 を指定する必要があります。 DataTypeCompatibility=80 が接続文字列に含まれている場合は、SQL Server 2005 の機能しか使用できません。
BCP サポート ポリシー
SQL Server 2008 以降では、bcp.exe は、bcp.exe が提供された SQL Server のバージョンより 3 バージョン前までの SQL Server のデータ ファイルをサポートします。
ODBC サポート ポリシー
アプリケーションは、Windows オペレーティング システムに付属している SQL Server ODBC ドライバーを使用する必要があります。 SQL Server Native Client ODBC ドライバーは、アプリケーションが特定のバージョンの SQL Server Native Client との互換性が保証されている場合に使用できます。
OLE DB サポート ポリシー
アプリケーションは Windows オペレーティング システムに付属している SQL Server OLE DB プロバイダーを使用する必要があります。 アプリケーションと特定のバージョンの SQL Server Native Client との互換性が保証されている場合、SQL Server Native Client OLE DB プロバイダーを使用することができます。
SQL Server Native Client との互換性が保証されていない OLE DB アプリケーションでは、接続文字列に DataTypeCompatibility=80 を指定すると、SQL Server Native Client を使用できます。
OLE DB サービス コンポーネントを使用している OLE DB アプリケーションでは、接続文字列に DataTypeCompatibility=80 を指定した場合のみ、SQL Server Native Client を使用できます。 ただし、この場合、SQL Server 2005 以降に追加された機能は使用できません。