レポート パラメーター (レポート ビルダーおよび SSRS)
レポート パラメーターを使用すると、レポート データの制御、他のレポートとの関連付け、およびレポートの表示方法の変更が可能になります。 パラメーターを効果的に使用したレポートをデザインするには、パラメーターとデータセット クエリの関係、パラメーターを式に含める方法、およびレポート サーバーや SharePoint サイトでパラメーターをレポート定義とは別に管理する方法を理解する必要があります。 レポートをパブリッシュした後、パラメーターをレポート定義とは別に管理できます。 リンク レポートを作成することで、同じレポートに対して複数のパラメーターのセットを作成できます。
レポートの閲覧時、各パラメーターは、ユーザーが値を対話的に指定できるように、レポート ビューアー ツール バーに表示されます。 次の図は、@StartDate、@EndDate、@Subcategory、および @ShowAllRows の各パラメーターを持つレポートのパラメーター領域を示しています。
パラメーター ペイン 各パラメーターのプロンプトと既定値がレポート ビューアー ツール バーに表示されます。 ツール バー上のパラメーターのレイアウトは自動的に設定されます。 パラメーターの順序は、レポート データ ペインのパラメーターの順序によって決まります。
@StartDate パラメーターと @EndDate パラメーター @StartDate パラメーターのデータ型は DateTime です。 テキスト ボックスの横に Start Date というプロンプトが表示されます。 日付を変更するには、テキスト ボックスに新しい日付を入力するか、カレンダー コントロールを使用します。
@EndDate パラメーターは @StartDate の横に表示されます。
@Subcategory パラメーター @Subcategory パラメーターのデータ型は Text です。 @Subcategory には使用可能な値の一覧があるため、ドロップダウン リストに有効な値が表示されます。 値はその中から選択する必要があります。 @Subcategory は複数値のパラメーターなので、[すべて選択] オプションが表示されます。これにより、一覧のすべての値を選択したり、すべての値の選択を解除したりすることができます。
@ShowAllRows パラメーター @ShowAllRows パラメーターのデータ型は Boolean です。 オプション ボタンを使用して、True または False を指定します。
[パラメーター エリアの表示/非表示の切り替え] ハンドル レポート ビューアー ツール バーでこの矢印をクリックすると、パラメーター ペインの表示/非表示を切り替えることができます。
[パラメーター] ボタン レポート ビルダーのプレビューでリボンの [パラメーター] ボタンをクリックすると、パラメーター ペインの表示/非表示を切り替えることができます。
[レポートの表示] ボタン パラメーター値を入力した後にレポートを実行するには、レポート ビューアー ツール バーの [レポートの表示] をクリックします。 すべてのパラメーターに既定値が定義されている場合、レポートは最初に表示するときに自動的に実行されます。
すぐにパラメーターを使用する方法の詳細については、「チュートリアル: レポートへのパラメーターの追加 (レポート ビルダー)」または「レポート サンプル (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
注 |
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SQL Server データ ツールのレポート ビルダーまたはレポート デザイナーを使用して、レポート定義 (.rdl) を作成および変更できます。これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。詳細については、microsoft.com Web サイトの「レポート デザイナーおよびレポート ビルダーを使用したレポートのデザイン (SSRS)」を参照してください。 |
この記事の内容
パラメーターの一般的な使用方法
パラメーターの種類
パラメーターの作成
レポート パラメーター
データセット パラメーター
カスケード型パラメーター
レポートでのパラメーター値の表示
詳細レポートへのパラメーターの設定
サブレポートへのパラメーターの設定
パブリッシュ済みレポートでのパラメーターの管理
レポートの URL へのパラメーターの設定
サブスクリプションのパラメーターの設定
スナップショットのパラメーターの設定
パラメーターとデータのセキュリティ保護
操作方法に関するトピック
このセクションの内容
関連項目
パラメーターの一般的な使用方法
パラメーターの一般的な使用方法を以下に示します。
クエリ変数が含まれるデータセット クエリを記述して、データ ソース側でレポート データをフィルター処理する。
共有データセットのデータをフィルター処理する。 レポートに共有データセットを追加する場合、クエリを変更することはできませんが、 レポート パラメーターを作成して、そのパラメーターへの参照を含むデータセット フィルターをレポートに追加することができます。
ユーザーが値を指定してレポートのデータをカスタマイズできるようにする (2 つのパラメーターを用意して売上データの開始日と終了日を指定できるようにするなど)。
ユーザーが値を指定してレポートの外観をカスタマイズできるようにする (ブール型のパラメーターを用意して、テーブルの入れ子になった行グループを展開するか折りたたむかを指定できるようにするなど)。
ユーザーが有効な値のみを選択できるように、選択可能な値のドロップダウン リストを作成する。
各パラメーターの既定値を作成して、レポートが最初に表示したときに自動的に実行されるようにする。
カスケード型の値を作成して、前のパラメーターで選択した値に基づく有効な値が次のパラメーターのドロップダウン リストに表示されるようにする。 これにより、何千ものパラメーター値を管理しやすい数へと徐々に絞り込むことができます。
パラメーターを使用してメイン レポートを詳細レポート、サブレポート、およびリンク レポートに関連付ける。 一連のレポートをデザインするときは、特定の情報を得るために各レポートをデザインできます。 各レポートでは、関連する情報について、さまざまな表示形式や詳細レベルで情報を示すことができます。 相互に関連する一連のレポートを提供するには、対象となる各レポート上のデータのうち、関連性を持つデータに対して、パラメーターを作成します。
複数のユーザー向けにパラメーター セットをカスタマイズする。 たとえば、売上レポートに基づく 2 つのリンク レポートをレポート サーバーに作成して、 一方のリンク レポートでは販売員用の定義済みパラメーター値を使用し、もう一方のリンク レポートでは販売責任者用の定義済みパラメーター値を使用することができます。 どちらのレポートも同じレポート定義を使用します。
レポートのスナップショットや履歴、または、パブリッシュされたレポートに対するサブスクリプションを作成する予定がある場合は、レポート パラメーターが、レポートのデザイン要件にどのような影響を及ぼすかを理解する必要があります。
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パラメーターの作成
レポート パラメーターは、次の方法で作成できます。
クエリ変数を含むクエリを持つ埋め込みデータセットまたは共有データセットを作成または追加する。 詳細については、「レポート データセットとクエリについて」を参照してください。
パラメーターを手動でレポート データ ペインから作成する。 詳細については、「レポート パラメーターの追加、変更、または削除 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
パラメーターへの参照、または変数を含む共有データセットへの参照を含むレポート パーツを追加する。
注 パラメーターは、依存データセットとパラメーターを持つデータ領域の別個のレポート パーツとしてパブリッシュできます。 パラメーターはレポート パーツとして表示されますが、レポート パーツ パラメーターをレポートに直接追加することはできません。 代わりに、レポート パーツを追加します。レポート パーツに含まれているか、レポート パーツによって参照されているデータセット クエリから、必要なレポート パラメーターが自動的に生成されます。 レポート パーツの詳細については、「レポート パーツ (レポート ビルダーおよび SSRS)」および「レポート デザイナーでのレポート パーツ (SSRS)」を参照してください。
パラメーターの種類
レポートに含まれるパラメーターには、データセット パラメーターとレポート パラメーターの 2 種類があります。
データセット パラメーター 埋め込みデータセットや共有データセット用のデータセット パラメーターは、データセット クエリ コマンドの各クエリ変数に対して自動的に作成されます。 一部のクエリ デザイナーには、フィールド名に基づいて適用されるフィルターを追加するための領域や、フィールド名に基づくデータセット パラメーターを追加するためのオプションが用意されています。
データセット パラメーターは、データセット クエリを定義した後に構成します。 各データセット パラメーターの既定値を個別に指定できます。 レポートに共有データセットを追加する場合、内部としてマークされているデータセット パラメーターはレポートで上書きできません。 内部としてマークされていないデータセット パラメーターは上書きできます。 追加のパラメーターを作成することもできます。 詳細については、このトピックの「データセット パラメーター」を参照してください。
レポート パラメーター レポート パラメーターは、各データセット パラメーターに対して自動的に作成されます。 手動で作成することもできます。 レポート パラメーターを構成すると、ユーザーが値を対話的に入力してレポートの内容や外観をカスタマイズできるようにすることができます。 構成済みの値をユーザーが変更できないようにすることもできます。 レポート パラメーターは、レポート サーバーで、パブリッシュされたレポートとは別に管理されます。 詳細については、このトピックの「レポート パラメーター」を参照してください。
レポート パラメーターは、レポート パーツとしてレポートとは別に保存することもできます。 レポート パーツはレポート サーバーに保存され、他のユーザーが各自のレポートで使用できます。 レポート パーツとして保存したパラメーターは、レポート サーバーからは管理できません。 レポート パーツ ギャラリーでパラメーターを検索し、レポートに追加してから構成します。 詳細については、「レポート パーツ (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
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レポート パラメーター
パラメーターの最も一般的な使用方法は、データセット クエリによって取得されるレポート データを変更することです。 このシナリオでは、ユーザーはレポートの実行時に値を指定するよう求められ、データセット クエリは、要求されるデータのみを取得します。 データセット クエリにはクエリ パラメーターが含まれ、レポート プロセッサでは、対応するレポート パラメーターが自動的に作成されます。これらは間接的にクエリ パラメーターにリンクされます。
注 |
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パラメーターはサーバーで個別に管理されるため、新しいパラメーター設定でメイン レポートを再パブリッシュしても、レポートの既存のパラメーター設定は上書きされません。 |
レポート パラメーターは次の方法で作成されます。
自動: クエリ変数を含んだデータセット クエリを定義すると自動的に作成されます。 クエリ変数ごとに、同じ名前の対応するデータセット クエリ パラメーターおよびレポート パラメーターが作成されます。 クエリ パラメーターには、クエリ変数の参照のほか、ストアド プロシージャの入力パラメーターの参照を使用することができます。
自動: クエリ パラメーターを含んだ共有データセットへの参照を追加すると自動的に作成されます。
手動: レポート データ ペインでは、レポート パラメーターを手動で作成できます。 パラメーターは、レポート内の式に含めることのできる組み込みコレクションの 1 つです。 式はレポート定義の中で値を定義するために頻繁に使用されます。パラメーターを使用して、レポートの外観を制御したり、関連するサブレポート (またはパラメーターを使用する他のレポート) に値を渡したりすることができます。
自動的に作成されたパラメーターでは、自動生成された名前、プロンプト、およびデータ型が既定で使用されます。 レポート パラメーターのプロパティを変更するには、レポート データ ペインから [レポートのプロパティ] ダイアログ ボックスを使用します。 次の表に、各パラメーターに設定できるプロパティの概要を示します。
プロパティ |
説明 |
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名前 |
パラメーターの名前を入力します (大文字と小文字が区別されます)。 名前は文字で始まる必要があります。また、名前には、文字、数字、アンダースコア (_) を使用し、空白は使用しないでください。 自動的に生成されたパラメーターの名前は、データセット クエリのクエリ パラメーターと同じ名前になります。 既定では、手動で作成されたパラメーターの名前は、ReportParameter1 のようになります。 |
||
[プロンプト] |
レポート ビューアー ツール バーでパラメーターの横に表示されるテキストです。 |
||
[データ型] |
レポート パラメーターのデータ型は、次のいずれかである必要があります。
パラメーターに有効な値を定義した場合は、データ型が DateTime であっても、ユーザーはドロップダウン リストから値を選択することになります。 レポートのデータ型の詳細については、「RDL データ型」を参照してください。 |
||
[空白の値を許可] |
パラメーターの値に空の文字列 (空白) を許可する場合に選択します。 パラメーターの有効な値の一覧を指定する場合に空白を有効な値にするには、指定する値の中に含める必要があります。 このオプションを選択すると自動的に空白が有効な値に含まれるわけではありません。 |
||
[NULL 値を許可] |
パラメーターの値に NULL 値を許可する場合に選択します。 パラメーターの有効な値の一覧を指定する場合に NULL を有効な値にするには、指定する値の中に含める必要があります。 このオプションを選択すると自動的に NULL が有効な値に含まれるわけではありません。 |
||
[複数の値を許可] |
使用可能な値を指定して、ユーザーがドロップダウン リストから値を選択できるようにすると、 データセット クエリで有効な値のみが送信されるようにすることができます。 パラメーターの値に、ドロップダウン リストに表示される複数の値を指定できる場合に選択します。 NULL 値は許容されません。 このチェック ボックスがオンの場合、パラメーターのドロップダウン リストで、使用可能な値の一覧にチェック ボックスが追加されます。 一覧の一番上には、[すべて選択] チェック ボックスが表示されます。 ユーザーは、必要な値のチェック ボックスをオンにすることができます。 値を提供するデータが急速に変化する場合は、ユーザーに最新の一覧が表示されるとは限りません。 |
||
[表示] |
レポートの実行時にレポートの上部にレポート パラメーターを表示する場合に選択します。 このオプションを選択すると、実行時にパラメーター値を選択できます。 |
||
[非表示] |
パブリッシュ済みレポート内のレポート パラメーターを非表示にする場合に選択します。 このレポート パラメーターの値は、レポートの URL やサブスクリプション定義で設定できます。また、レポート サーバーで設定することもできます。 |
||
[内部] |
レポート パラメーターを非表示にする場合に選択します。 パブリッシュ済みレポートでは、レポート パラメーターはレポート定義でのみ参照できます。 |
||
[使用できる値] |
パラメーターに使用できる値を指定した場合、それらの値は常にドロップダウン リストとして表示されます。 たとえば、DateTime パラメーターに使用できる値を指定すると、カレンダー コントロールの代わりに日付のドロップダウン リストがパラメーター ペインに表示されます。 レポートとサブレポートの間で値の一覧の一貫性を確保するには、データ ソースのオプションを設定して、データ ソースに関連付けられているデータセットのすべてのクエリに対して 1 つのトランザクションが使用されるようにします。
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||
[既定値] |
クエリまたは静的な一覧から既定値を設定します。 各パラメーターに既定値が指定されていれば、レポートは最初に表示したときに自動的に実行されます。 |
||
[詳細設定] |
このパラメーターがレポートのデータに直接的または間接的に影響するかどうかを示す値、レポート定義属性 UsedInQuery を設定します。
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データセット パラメーター
クエリ パラメーターは、クエリ デザイナーでクエリを作成するときに定義します。 一部のデータ拡張機能には、パラメーターとして含めるフィールドを選択するための方法が用意されています。 クエリ コマンド内でクエリ変数が識別されるデータ拡張機能もあります。 クエリ パラメーターは、すべてのクエリ変数に対して自動的に作成されます。
一部のデータ ソースでは、クエリ パラメーターがサポートされていません。 ソースでデータをフィルター処理できない場合は、レポート パラメーターを使用して、取得後のレポートのデータをフィルター処理することができます。 すべてのクエリ パラメーターには対応するレポート パラメーターが存在しますが、レポート パラメーターを単独で定義することもできます。 また、レポート パラメーターを使用すると、データが取得された後にレポートの外観や構成を変更することもできます。
データセット クエリのデータをフィルター処理するには、結果セットに追加するか、結果セットから除外する値を指定して、取得データを制限する制限句を含めることができます。
データ ソースに関連付けられたクエリ デザイナーを使用すれば、パラメーター化クエリの作成に役立てることができます。
Transact-SQL クエリの場合、データ ソースごとに異なるパラメーター構文がサポートされています。 サポートは、位置または名前によってクエリ内で識別されるパラメーターに応じて異なります。 詳細については、「レポートへのデータの追加 (レポート ビルダーおよび SSRS)」で特定の外部データ ソースのトピックを参照してください。 リレーショナル クエリ デザイナーで、フィルターのパラメーター オプションを選択してパラメーター化クエリを作成する必要があります。 詳細については、「リレーショナル クエリ デザイナーのユーザー インターフェイス (レポート ビルダー)」を参照してください。
Microsoft SQL Server Analysis Services、SAP NetWeaver BI、Hyperion Essbase などの多次元データ ソースに基づくクエリの場合は、クエリ デザイナーで指定したフィルターに基づくパラメーターを作成するかどうかを指定できます。 詳細については、「クエリ デザイナー (レポート ビルダー)」で、データ拡張機能に対応するクエリ デザイナーのトピックを参照してください。
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カスケード型パラメーター
ユーザーはカスケード型パラメーターを作成できます。この場合、特定の順序で各パラメーターの値を選択すると、選択のたびに次のパラメーターの値が制限されます。 カスケード型パラメーターにより、何千もの選択肢を管理しやすい数に減少することができます。 たとえば、ユーザーは製品カテゴリを選択したら、そのカテゴリで使用できる製品の一覧から製品を選び、次にサイズ、そして色を選択します。
詳細については、「カスケード型パラメーターのレポートへの追加 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
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レポートでのパラメーターの表示
レポート パラメーターは、式から参照できる組み込みコレクションの 1 つです。 式の構文は、レポート パラメーターが単一の値を受け入れるか、複数の値を受け入れるかによって異なります。 詳細については、「一般的に使用されるフィルター (レポート ビルダーおよび SSRS)」および「Parameters コレクションの参照 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
詳細レポートへのパラメーターの設定
ドリルスルー アクションは、レポート アイテムのいずれかのテキスト ボックスのプロパティ ページ、またはグラフやゲージの一部で設定します。 これらのレポート パラメーターは、非表示にし、メイン レポートの値を使用して接続済みのレポートに対して適切なデータを選択することも、実行時に表示することもできます。 ドリルスルー アクションの対象となるレポートの名前を設定する方法は、レポート サーバーにアクティブに接続しているかどうかによって異なります。 詳細については、「外部アイテムへのパスの指定 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
URL アドレスを指定可能なレポートには URL アクセスを使用し、URL 構文の一部としてレポート パラメーター値を含めることもできます。 詳細については、「URL アクセス (SSRS)」を参照してください。
サブレポートへのパラメーターの設定
サブレポートのパラメーターを設定するには、[サブレポートのプロパティ] ダイアログ ボックスの [パラメーター] ページを使用します。 サブレポートの名前を設定する方法は、レポート サーバーにアクティブに接続しているかどうかによって異なります。 詳細については、「外部アイテムへのパスの指定 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
注 |
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Tablix データ領域でサブレポートを使用する場合は、サブレポートとそのパラメーターが行ごとに処理されます。 多くの行がある場合、詳細レポートが適切なものであるかどうかを確認する必要があります。 |
詳細については、「サブレポートおよびパラメーターの追加 (レポート ビルダーおよび SSRS)」を参照してください。
レポート サーバーまたは SharePoint サイトでのパラメーターの管理
レポートをデザインするときは、レポート パラメーターはレポート定義に保存されます。 レポートをパブリッシュするときは、レポート パラメーターはレポート定義とは別に保存され管理されます。
パブリッシュ済みのレポートには、以下を使用できます。
**レポート パラメーター プロパティ **レポート パラメーターの値を (レポート定義とは関係なく) レポート サーバー上で直接変更します。
**キャッシュされたレポート **レポートのキャッシュ計画を作成するには、各パラメーターに既定値が指定されている必要があります。 詳細については、「複数のレポートのキャッシュ (SSRS)」を参照してください。
**キャッシュされた共有データセット **共有データセットのキャッシュ計画を作成するには、各パラメーターに既定値が指定されている必要があります。 詳細については、「複数のレポートのキャッシュ (SSRS)」を参照してください。
リンク レポート さまざまな対象ユーザーのためにデータをフィルター処理するパラメーター値が事前に設定されたリンク レポートを作成できます。 詳細については、「リンク レポートを作成する」を参照してください。
レポート サブスクリプション データをフィルター処理してレポートをサブスクリプションで配信するためのパラメーター値を指定できます。 詳細については、「サブスクリプションと配信 (Reporting Services)」を参照してください。
URL アクセス レポートへの URL でパラメーター値を指定できます。 URL アクセスを使用して、レポートを実行したりパラメーター値を指定したりすることもできます。 詳細については、「レポートの URL へのパラメーターの設定」を参照してください。
レポート定義を再パブリッシュした場合には、通常、パブリッシュ済みレポートのパラメーター プロパティは保持されます。 レポート定義が同じレポートとして再パブリッシュされ、パラメーター名およびデータ型が同じである場合、プロパティ設定は保持されます。 レポート定義のパラメーターの追加や削除、または既存のパラメーターのデータ型やデータ名の変更を行った場合、パブリッシュ済みレポートのパラメーター プロパティの変更が必要になることがあります。
パラメーターは変更できない場合もあります。 レポート パラメーターがクエリから既定値を取得した場合、パブリッシュ済みレポートでその値を変更することはできません。 "クエリベース" で指定されている既定のパラメーター値は、レポート定義で定義されているので、レポート サーバーでは変更できません。 クエリベースのパラメーター値は定数値ではありません。 実行時に使用される値は、クエリが実行されるとき (式ベースのパラメーターの場合は式が評価されるとき) に決定されます。
レポート実行オプションは、パラメーターの処理方法に影響します。 スナップショットとして実行されるレポートは、クエリがパラメーターの既定値を含まない限り、クエリから派生したパラメーターを使用できません。
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レポートの URL へのパラメーターの設定
パラメーター化されたレポートを実行するもう 1 つの方法は、URL を利用することです。 エンコードされた名前と値の組に 1 つ以上のパラメーターを指定できます。この場合、アンパサンド (&) を使用してパラメーターを区別します。
**NULL パラメーター。**NULL パラメーターの構文は特殊で、NULL 値に isnull を指定する必要があります。 パラメーターに NULL 値を指定すると、そのパラメーターに指定された他のすべての値が無視されます。 次の例は、NULL および定数値を示す複数のパラメーターを表しています。
http://exampleWebServerName/reportserver?/foldercontainingreports/orders&division=mailorder®ion=west&sales:isnull=true
**複数の値を持つパラメーター。**パラメーター名を繰り返すことで複数の値を指定します。 次に例を示します。
http://exampleWebServerName/reportserver? %2ffoldercontainingreports%2forders®ion=east®ion=west
**Boolean。**False には 0 の値を、True には 1 の値を使用します。
**Float。**サーバー ロケールに応じた小数点の記号を指定します。
**DateTime。**国際標準化機構 (ISO) 8601 の標準に基づく、YYYY-MM-DDTHH:MM:SS の形式を使用します。
レポート パラメーター値の設定は、URL アクセスの構文を使用してレポートを表示する方法の 1 つです。 もう 1 つの例としては、URL パラメーターを指定して、特定のページ番号からレポートを表示する方法があります。 次の例では、AdventureWorks2012 の Product Catalog 2008 サンプル レポートの 30 ページを開きます。
http://exampleWebServerName/reportserver? %2fAdventureWorks2012+Sample+Reports%2fProduct+Catalog+2008&rs:Command=Render&rc:Section=30
詳細については、「URL アクセス パラメーター リファレンス」を参照してください。
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サブスクリプションのパラメーターの設定
要求時レポートまたはスナップショット レポートにサブスクリプションを定義し、サブスクリプション処理で使用するパラメーター値を指定できます。
要求時レポート。要求時レポートでは、レポートに使用されている各パラメーターのパブリッシュされた値とは異なるパラメーターを指定できます。 たとえば、期間パラメーターを使用して、顧客に現在の日付、週、または月のサービス要求を返すサービスの呼び出しレポートを保持していると仮定します。 レポートの既定のパラメーター値が今日に設定されている場合、サブスクリプションでは別のパラメーター値 (週、月など) を使用して、週単位または月単位の数値を含むレポートを生成できます。
**スナップショット。**スナップショットの場合、サブスクリプションではスナップショットに定義されているパラメーター値を使用する必要があります。 サブスクリプションを使用して、スナップショットに定義されているパラメーター値を上書きすることはできません。 たとえば、レポート スナップショットとして実行される西地区の売上レポートをサブスクライブしていて、そのスナップショットに地域のパラメーター値として Western が指定されていると仮定します。 この場合、このレポートへのサブスクリプションを作成するには、サブスクリプションで Western パラメーター値を使用する必要があります。 パラメーターが無視されることを示すために、サブスクリプション ページのパラメーター フィールドは読み取り専用フィールドに設定されます。
注 |
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データ ドリブン サブスクリプションでは、サブスクライバー データ ソースから取得したパラメーター値を使用できます。 詳細については、「サブスクライバー データに対して外部データ ソースを使用する (データ ドリブン サブスクリプション)」を参照してください。 |
サブスクリプションを定義した後にレポート スナップショットのパラメーター値が変わると、レポート サーバーでサブスクリプションが非アクティブ化されます。 サブスクリプションの非アクティブ化は、レポートが変更されたことを示します。 サブスクリプションをアクティブ化するには、サブスクリプションを開いてから保存します。
詳細については、「サブスクリプションと配信 (Reporting Services)」を参照してください。
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スナップショットのパラメーターの設定
レポート実行オプションは、パラメーターの処理方法に影響します。 レポート スナップショットとして実行されるパラメーター化されたレポートでは、レポート スナップショットに定義されているパラメーター値が使用されます。 パラメーター値は、レポートのパラメーター プロパティ ページで定義されています。 スナップショットとして実行されるレポートは、クエリがパラメーターの既定値を含まない限り、クエリから派生したパラメーターを使用できません。
レポート スナップショットのパラメーター値を変更すると、スナップショットのサブスクリプションが非アクティブ化されます。 サブスクリプションをアクティブ化するには、サブスクリプションを開いてから保存します。
詳細については、「パフォーマンス、スナップショット、キャッシュ (Reporting Services)」を参照してください。
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パラメーターとデータのセキュリティ保護
機密性の高い情報を含むパラメーター化されたレポートを配布する際には注意が必要です。 レポート パラメーターは簡単に別の値に置き換えることができるので、予想外の情報が公開される可能性があるためです。
従業員データや個人データに対してパラメーターを使用する代わりに、Users コレクションの UserID フィールドを含む式に基づいてデータを選択すると、セキュリティを強化できます。 Users コレクションは、レポートを実行しているユーザーの ID を入手するための手段として利用できます。後は、その ID を使用して、ユーザー固有のデータを取得できます。
セキュリティに関する注意 |
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String 型のパラメーターが含まれるレポートでは、使用可能な値の一覧 (有効な値の一覧とも呼ばれる) を必ず使用してください。また、レポートを実行するすべてのユーザーに対して、レポート表示に必要な権限のみを与えてください。 String 型のパラメーターを定義する場合は、任意の値が許容されるテキスト ボックスが表示されます。 使用可能な値の一覧を使用すると、入力できる値が制限されます。 クエリ パラメーターにレポート パラメーターが関連付けられている場合に、使用可能な値の一覧を使用しなければ、レポート ユーザーはテキスト ボックスに SQL 構文を入力できるので、レポートとサーバーが SQL インジェクション攻撃を受ける危険性が生じます。 さらに、ユーザーが新しい SQL ステートメントを実行するための十分な権限を持っている場合は、サーバーで予想外の結果が生じる可能性もあります。 クエリ パラメーターと関連付けられていないレポート パラメーターがあり、このパラメーター値がレポートに含まれていると、レポート ユーザーが式の構文または URL をパラメーター値に入力して、このレポートを Excel または HTML に変換することも可能になります。 別のユーザーがこのレポートを表示して、表示されたパラメーター コンテンツをクリックすると、悪意のあるスクリプトまたはリンクが意図せず実行されてしまう可能性があります。 悪意のあるスクリプトを誤って実行するリスクを軽減するためには、信頼されたソースのレポートしか開かないようにする必要があります。 レポートの保護の詳細については、「レポートとリソースの保護」を参照してください。 |
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操作方法に関するトピック
パラメーターとフィルターを扱う際の詳細な手順を紹介しているトピックの一覧を次に示します。
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関連項目
レポートでの式の使用 (レポート ビルダーおよび SSRS)
データのフィルター、グループ化、および並べ替え (レポート ビルダーおよび SSRS)
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関連項目
概念
対話的な並べ替え、ドキュメント マップ、およびリンク (レポート ビルダーおよび SSRS)
ドリルスルー、ドリルダウン、サブレポート、および入れ子になったデータ領域 (レポート ビルダーおよび SSRS)