コマンド プロンプトからの更新プログラムのインストール
インストール スクリプトをテストし、必要に応じて変更してください。 SQL Server フェールオーバー クラスターに対する更新プログラムのインストールの詳細については、Microsoft サポート技術情報の「SQL Server 更新プログラムをフェールオーバー クラスター インスタンスに適用する方法」を参照してください。
インストールのサンプル構文
更新プログラム パッケージの名前はさまざまであり、言語、エディション、およびプロセッサ コンポーネントが含まれる場合があります。 コマンド プロンプトで更新プログラムを適用する際に、<package_name> の部分は実際の更新プログラム パッケージの名前に置き換えてください。
SQL Server の 1 つのインスタンスと、Integration Services や管理ツールなどのすべての共有コンポーネントを更新します。インスタンスを指定するには、InstanceName パラメーターまたは InstanceID パラメーターを使用します。 準備済み SQL Server インスタンスを更新するには、InstanceID パラメーターに、<package_name>.exe /qs /IAcceptSQLServerLicenseTerms /Action=Patch /InstanceName=MyInstance または <package_name>.exe /qs /IAcceptSQLServerLicenseTerms /Action=Patch /InstanceID=<Instance ID> を指定する必要があります。
セットアップでは、メインの製品と使用可能な更新プログラムが同時にインストールされるように、最新の製品の更新プログラムとメインの製品のインストールを統合できます。 製品の更新プログラムが含まれるデータベース エンジン インスタンスのインストールを準備するには、setup.exe /q /IAcceptSQLServerLicenseTerms /ACTION=PrepareImage /UpdateEnabled=True /UpdateEnabled=True /UpdateSource=<更新プログラムがダウンロードされたパス> /INSTANCEID=<インスタンス ID> /FEATURES=SQLEngine を実行します。
Integration Services や管理ツールなどの SQL Server 共有コンポーネントのみを更新するには、<package_name>.exe /qs /IAcceptSQLServerLicenseTerms /Action=Patch を実行します。
コンピューター上のすべての SQL Server インスタンスと、Integration Services や管理ツールなどのすべての共有コンポーネントを更新するには、<package_name>.exe /qs /IAcceptSQLServerLicenseTerms /Action=Patch /AllInstances を実行します。
コマンド プロンプトで更新プログラムを削除する際に、<package_name> の部分は実際の更新プログラム パッケージの名前に置き換えてください。
SQL Server の 1 つのインスタンスと、Integration Services や管理ツールなどのすべての共有コンポーネントから更新プログラムを削除するには、<package_name>.exe /qs /Action=RemovePatch /InstanceName=MyInstance を実行します。
Integration Services や管理ツールなどの SQL Server 共有コンポーネントのみから更新プログラムを削除するには、<package_name>.exe /qs /Action=RemovePatch を実行します。
注 更新プログラムのインストーラーによって、共有コンポーネントが常に最上位レベルのインスタンスのバージョンと同じかまたはそれ以上であることが保証されます。
サポートされているコマンド プロンプト パラメーター
重要 |
---|
セキュリティ資格情報は、できるだけ実行時に入力してください。 資格情報をスクリプト ファイルに含める必要がある場合は、不正なアクセスが行われないようにファイルをセキュリティで保護してください。 |
スイッチ |
説明 |
---|---|
/? |
自動インストールのコマンド プロンプト ヘルプを表示します。 |
/action=Patch or /action=RemovePatch |
インストール動作 (Patch または RemovePatch) を指定します。 |
/allinstances |
SQL Server 更新プログラムを、すべての SQL Server インスタンスとすべての SQL Server コンポーネント (共有、インスタンス非対応) に適用します。 |
/instancename=InstanceName1 |
SQL Server 更新プログラムを、InstanceName という名前の SQL Server インスタンスとすべての SQL Server コンポーネント (共有、インスタンス非対応) に適用します。 |
/InstanceID=Inst1 |
SQL Server 更新プログラムを、Inst1 という SQL Server インスタンスとすべての SQL Server コンポーネント (共有、インスタンス非対応) に適用します。 |
/quiet |
SQL Server 更新プログラムのセットアップを自動モードで実行します。 |
/qs |
進行状況 UI ダイアログのみを表示します。 |
/UpdateEnabled |
SQL Server セットアップが製品の更新プログラムを検出し、それらを含める必要があるかどうかを指定します。 有効値は True および False または 1 および 0 です。 既定では、SQL Server セットアップには検出された更新プログラムが含まれます。 |
/IAcceptSQLServerLicenseTerms |
自動インストールのために /Q パラメーターまたは /QS パラメーターを指定した場合にのみ必須です。 |
1 準備済み SQL Server インスタンスに更新プログラムを適用するために、このパラメーターを指定することはできません。 代わりに /instanceID パラメーターを指定してください。