WEEKNUM 関数

指定された日付と年の週番号を return_type 値に従って返します。 週番号は、週がその年の第何週目に当たるかを示します。

構文

WEEKNUM(<date>, <return_type>)

パラメーター

項目

定義

date

datetime 形式の日付。

return_type

戻り値を決める数値。週の始まりが日曜日の場合は 1、月曜日の場合は 2 を使用します。 既定値は 1 です。

戻り値の型

週の始まり

1

週の始まりは日曜日です。 曜日に 1 ~ 7 の番号が付きます。

2

週の始まりは月曜日です。 曜日に 1 ~ 7 の番号が付きます。

戻り値

整数値。

説明

シリアル値として日付を保存する Microsoft Excel とは異なり、DAX では日付および時刻の処理に datetime データ型を使用します。 ソース データが別の形式の場合、DAX ではデータを datetime に暗黙的に変換したうえで計算を行います。

既定では、WEEKNUM 関数は、1 月 1 日を含む週をその年の第 1 週と見なす暦の規則を使用します。 ただし、ヨーロッパで広く使用されている標準の ISO 8601 暦では、週の過半数 (4 日以上) が新しい年に属する週を第 1 週と定義しています。 つまり、1 月の第 1 週に含まれる日数が 3 日以下の年の場合、WEEKNUM 関数によって返される週番号は、ISO 8601 の定義による週番号とは異なります。

使用例

次の例では、2010 年 2 月 14 日の週番号が返されます。

=WEEKNUM("Feb 14, 2010", 2)

次の例では、Employees テーブルの HireDate 列に格納されている日付の週番号が返されます。

=WEEKNUM('Employees'[HireDate])

関連項目

参照

YEARFRAC 関数

WEEKDAY 関数

その他の技術情報

日付と時刻の関数 (DAX)