SqlErrorLogFile クラス

SQL Server ログ ファイルの情報の表示に関するプロパティを提供します。

構文

class SQLErrorLogFile
{
   uint32ArchiveNumber;
   stringInstanceName;
   datetimeLastModified;
   uint32LogFileSize;
   stringName;

};

プロパティ

SQLErrorLogFile クラスは、次のプロパティを定義します。

ArchiveNumber

データ型: uint32

アクセスの種類: 読み取り専用

 

ログ ファイルのアーカイブ番号。

InstanceName

データ型: string

アクセスの種類: 読み取り専用

修飾子: キー

 

ログ ファイルが存在する SQL Server インスタンスの名前。

LastModified

データ型: datetime

アクセスの種類: 読み取り専用

 

ログ ファイルの最終変更日。

LogFileSize

データ型: uint32

アクセスの種類: 読み取り専用

 

ログ ファイルのサイズ (バイト単位)。

Name

データ型: string

アクセスの種類: 読み取り専用

修飾子: キー

 

ログ ファイルの名前。

説明

MOF

Sqlmgmprovider xpsp2up.mof

DLL

Sqlmgmprovider.dll

名前空間

\root\Microsoft\SqlServer\ComputerManagement10

使用例

次の例では、指定した SQL Server インスタンス上にあるすべての SQL Server ログ ファイルに関する情報を取得します。この例を実行するには、<Instance_Name> をインスタンスの名前 ('Instance1' など) に置き換えます。

on error resume next
set strComputer = "."
set objWMIService = GetObject("winmgmts:\\.\root\Microsoft\SqlServer\ComputerManagement10")
set LogFiles = objWmiService.ExecQuery("SELECT * FROM SqlErrorLogFile WHERE InstanceName = '<Instance_Name>'")
 
For Each logFile in LogFiles
 
WScript.Echo "Instance Name:  " & logFile.InstanceName & vbNewLine _
    & "Log File Name:  " & logFile.Name & vbNewLine _
    & "Archive Number: " & logFile.ArchiveNumber & vbNewLine _
    & "Log File Size:  " & logFile.LogFileSize & " bytes" & vbNewLine _
    & "Last Modified:  " & logFile.LastModified & vbNewLine _

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コメント

WQL ステートメントで InstanceName が指定されていない場合、クエリは既定のインスタンスの情報を返します。 たとえば、次の WQL ステートメントは、既定のインスタンス (MSSQLSERVER) からすべてのログ ファイルに関する情報を返します。

"SELECT * FROM SqlErrorLogFile"

セキュリティ

WMI を通じて SQL Server ログ ファイルに接続するには、ローカル コンピューターとリモート コンピューターの両方で次の権限が必要です。

  • Root\Microsoft\SqlServer\ComputerManagement10 WMI 名前空間への読み取りアクセス。 既定では、すべてのユーザーがアカウントの有効化権限による読み取りアクセスを持ちます。

    注意

    WMI 権限の確認方法については、「オフライン ログ ファイルの表示」の「セキュリティ」を参照してください。

  • エラー ログを格納したフォルダーへの読み取り権限。 既定では、エラー ログは次のパスにあります (<Drive> は SQL Server のインストール先ドライブ、<InstanceName> は SQL Server のインスタンス名です)。

    <Drive>:\Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL11.<InstanceName>\MSSQL\Log

ファイアウォール経由で接続する場合は、接続先のリモート コンピューターのファイアウォールで WMI 用に例外が設定されていることを確認する必要があります。 詳細については、「Windows Vista 以降で WMI にリモートで接続する」を参照してください。

関連項目

参照

SqlErrorLogEvent クラス

概念

オフライン ログ ファイルの表示