DQS データベースの管理
ここでは、バックアップ/復元またはデタッチ/アタッチなど DQS のデータベースに対して実行できるデータベース管理アクティビティについて説明します。
このトピックの内容
DQS データベースのバックアップと復元
DQS データベースのデタッチ/アタッチ
DQS データベースのバックアップと復元
SQL Server データベースのバックアップと復元は、バックアップ データベースからデータを復旧して災害時のデータの損失を防ぐためにデータベース管理者が実行する一般的な操作です。 Data Quality サーバー は、主に DQS_MAIN と DQS_PROJECTS の 2 つの SQL Server データベースにより実装されます。 Data Quality Services (DQS) データベースのバックアップと復元の手順は、他の SQL Server データベースの手順と似ています。DQS データベースのバックアップと復元に関連付けられている次の 3 つの問題があります。
DQS データベースのバックアップと復元の操作を同期する必要があります。 同期しない場合、復元された Data Quality サーバー は機能しません。
2 つの DQS データベース (DQS_MAIN および DQS_PROJECTS) には、単純なデータベース オブジェクト (テーブルやストアド プロシージャなど) だけではなく、アセンブリおよびその他の複雑なオブジェクトが含まれています。
DQS データベースが Data Quality サーバー として機能するために必要な DQS データベース以外のいくつかのエンティティがあります。具体的には、2 つの SQL Server ログイン (##MS_dqs_db_owner_login## と ##MS_dqs_service_login##)、およびマスター データベースの初期化ストアド プロシージャ (DQInitDQS_MAIN) です。
SQL Server でのデータベースのバックアップと復元の詳細については、「SQL Server データベースのバックアップと復元」を参照してください。
DQS データベースの既定の自動拡張サイズと復旧モデル
DQS データベースおよびトランザクション ログが無限に拡張してハード ディスクがいっぱいになるのを防ぐためには
DQS データベースの既定の [自動拡張] のサイズを 10% に設定します。
DQS データベースの既定の復旧モデルを、[単純] に設定します。 単純復旧モデルでは、トランザクションのログへの記録は最小限になり、トランザクションの完了後にログが自動的に切り捨てられて、トランザクション ログ (.ldf ファイル) の領域が解放されます。 単純復旧モデルの詳細については、「データベースの完全バックアップ (SQL Server)」を参照してください。
重要 |
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DQS データベースのデタッチ/アタッチ
DQS データベースを同じコンピューターの別の SQL Server インスタンスに変更する、またはデータベースを移動する場合は、DQS データベースのデータ ファイルおよびトランザクション ログ ファイルをデタッチし、その後 SQL Server の同じインスタンスまたは別のインスタンスにデータベースを再度アタッチします。
SQL Server でのデータベースのデタッチとアタッチの実行前と実行中の考慮事項の詳細については、「データベースのデタッチとアタッチ (SQL Server)」を参照してください。
関連タスク
タスクの説明 |
トピック |
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DQS データベースでのバックアップと復元の方法について説明します。 |
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DQS データベースをデタッチおよびアタッチする方法について説明します。 |