Excel のカスタム プロパティ

変換元のカスタム プロパティ

Excel ソースには、カスタム プロパティと、すべてのデータ フロー コンポーネントとの共通プロパティの両方があります。

次の表は、Excel ソースのカスタム プロパティを示しています。 すべてのプロパティは読み取り/書き込み可能です。

プロパティ名

データ型

説明

AccessMode

Integer

データベースへのアクセスに使用するモード。 値には、OpenRowsetOpenRowset from VariableSQL Command、および SQL Command from Variable があります。 既定値は OpenRowset です。

CommandTimeout

Integer

コマンドのタイムアウトの秒数。 値 0 は、タイムアウトしないことを表します。

   このプロパティは、Excel ソース エディターでは使用できませんが、詳細エディターを使用して設定できます。

OpenRowset

String

行セットを開くために使用するデータベース オブジェクトの名前。

OpenRowsetVariable

String

行セットを開くために使用するデータベース オブジェクトの名前を格納する変数。

ParameterMapping

String

SQL コマンド内のパラメーターから変数へのマッピング。

SqlCommand

String

実行する SQL コマンド。

SqlCommandVariable

String

実行する SQL コマンドを格納する変数。

Excel ソースの出力および出力列には、カスタム プロパティがありません。

詳細については、「Excel ソース」を参照してください。

変換先のカスタム プロパティ

Excel 変換先には、カスタム プロパティと、すべてのデータ フロー コンポーネントとの共通プロパティの両方があります。

次の表は、Excel 変換先のカスタム プロパティを示しています。 すべてのプロパティは読み取り/書き込み可能です。

プロパティ名

データ型

説明

AccessMode

Integer (列挙)

変換先が変換先となるデータベースにアクセスする方法を指定する値。

このプロパティの値は、次のいずれか 1 つです。

  • OpenRowset (0): テーブルまたはビューの名前を指定します。

  • OpenRowset from Variable (1): テーブルまたはビューの名前が含まれる変数の名前を指定します。

  • OpenRowset Using Fastload (3): テーブルまたはビューの名前を指定します。

  • OpenRowset Using Fastload from Variable (4): テーブルまたはビューの名前が含まれる変数の名前を指定します。

  • SQL Command (2): SQL ステートメントを指定します。

CommandTimeout

Integer

SQL コマンドがタイムアウトになるまでの最大秒数。 この値に 0 を指定すると、時間は無制限になります。 このプロパティの既定値は 0 です。

注意

このプロパティは、[Excel 変換先エディター] では使用できませんが、[詳細エディター] を使用して設定できます。

FastLoadKeepIdentity

Boolean

データが読み込まれるときに ID 値をコピーするかどうかを指定する値。 このプロパティは、高速読み取りオプションのいずれかを使用した場合のみ使用できます。 このプロパティの既定値は False です。

FastLoadKeepNulls

Boolean

データが読み込まれるときに NULL 値をコピーするかどうかを指定する値。 このプロパティは、高速読み取りオプションのいずれかを使用した場合のみ使用できます。 このプロパティの既定値は False です。

FastLoadMaxInsertCommitSize

Integer

高速読み込み操作の実行中に、Excel 変換先でコミットを試行するバッチ サイズを指定する値。 既定値は 2147483647 です。 値 0 は、すべての行が処理された後で、コミット操作が 1 回行われることを示します。

FastLoadOptions

String

高速読み込みオプションのコレクション。 高速読み込みオプションには、テーブルのロックおよび制約のチェックが含まれています。 どちらか 1 つまたは両方を指定することも、どちらも指定しないこともできます。

注意

このプロパティの一部のオプションは、[Excel 変換先エディター] では使用できませんが、[詳細エディター] を使用して設定できます。

OpenRowset

String

AccessModeOpenRowset の場合、Excel 変換先がアクセスするテーブルまたはビューの名前。

OpenRowsetVariable

String

AccessModeOpenRowset from Variable の場合、Excel 変換先がアクセスするテーブルまたはビューの名前が含まれる変数名。

SqlCommand

String

AccessModeSQL Command の場合、Excel 変換先がデータの変換先列を指定するときに使用する、Transact-SQL ステートメント。

Excel 変換先の入力および入力列には、カスタム プロパティはありません。

詳細については、「Excel 変換先」を参照してください。

関連項目

参照

共通プロパティ