sys.availability_group_listeners (Transact-SQL)

各 AlwaysOn 可用性グループについて、可用性グループにネットワーク名が関連付けられていないことを示すゼロ行を返すか、Windows Server フェールオーバー クラスタリング (WSFC) クラスター内の可用性グループ リスナーの構成ごとに 1 行のデータを返します。 このビューでは、クラスターから収集したリアルタイムの構成が表示されます。

注意

このカタログ ビューでは、WSFC クラスターで定義された IP 構成の詳細は表示されません。

列名

データ型

説明

group_id

uniqueidentifier

sys.availability_groups からの可用性グループ ID (group_id)。

listener_id

nvarchar(36)

クラスター リソース ID からの GUID。

dns_name

nvarchar(63)

可用性グループ リスナーの構成されたネットワーク名 (ホスト名)。

port

int

可用性グループ リスナーに対して構成された TCP ポート番号。

NULL = リスナーが SQL Server の外部で構成され、そのポート番号が可用性グループに追加されていません。 ポートを追加するには、ALTER AVAILABILITY GROUP Transact-SQL ステートメントの MODIFY LISTENER オプションを使用します。

is_conformant

bit

この IP 構成が準拠しているかどうか。次のいずれかになります。

1 = リスナーは準拠しています。 インターネット プロトコル (IP) アドレスの間には、"OR" リレーションのみが存在します。 CREATE AVAILABILITY GROUP Transact-SQL ステートメントで作成された IP 構成はすべて準拠しています。 また、SQL Server の外部で (たとえば、WSFC フェールオーバー クラスター マネージャーを使用して) 作成された IP 構成でも、ALTER AVAILABILITY GROUP TSQL ステートメントで変更できる場合、その IP 構成は準拠していると見なされます。

0 = リスナーは準拠していません。 通常、これは、SQL Server コマンドを使用して構成できなかった IP アドレスが WSFC クラスターで直接定義されたことを示します。

ip_configuration_string_from_cluster

nvarchar(max)

このリスナーのクラスター IP 構成文字列 (存在する場合)。 以下に例を示します。

  • IPv4 アドレス: 10.120.19.155

  • IPv6 アドレス: 2001::4898:23:1002:20f:1fff:feff:b3a3

NULL = リスナーには仮想 IP アドレスがありません。

セキュリティ

権限

カタログ ビューでのメタデータの表示が、ユーザーが所有しているかそのユーザーが権限を許可されている、セキュリティ保護可能なメタデータに制限されます。詳細については、「メタデータ表示の構成」を参照してください。

関連項目

概念

可用性グループの監視 (Transact-SQL)

AlwaysOn 可用性グループ (SQL Server)

その他の技術情報

AlwaysOn 可用性グループの動的管理ビューおよび関数 (Transact-SQL)

AlwaysOn 可用性グループ カタログ ビュー (Transact-SQL)