MDSModelDeploy を使用したモデルの配置パッケージの作成

マスター データ サービス では、MDSModelDeploy ツールを使用して、パッケージを作成します。 指定するコマンドに応じて、次のどちらかを含むパッケージを作成できます。

  • モデル オブジェクトのみ。

  • モデル オブジェクトとデータ。

モデル オブジェクトのみを含むパッケージを配置する必要がある場合は、代わりに、マスター データ マネージャー Web アプリケーションのモデル配置ウィザードを使用できます。 詳細については、「ウィザードを使用したモデルの配置パッケージの作成」を参照してください。

必要条件

この手順を実行するには

  1. MDSModelDeploy ツールを実行するために必要な基本的な権限は、次のとおりです。

    • MDS 構成マネージャー (Windows の管理者) と同じ Windows 権限

    • MDS データベースに対する DBA 権限

  2. MDSModelDeploy ツールを使用してパッケージを作成するために必要な権限は、次のとおりです。

    • データ モデルに対する MDS モデル管理者権限

    • MDS 統合管理機能権限

  3. MDSModelDeploy ツールを使用してモデルを配置するために必要な権限は、次のとおりです。

    • MDS エクスプローラー機能権限

    • MDS 統合管理機能権限

    • MDS システム管理機能権限

  4. MDSModelDeploy ツールを使用してモデルをリストするために必要な権限は、次のとおりです。

    • MDS エクスプローラー機能権限

    • リスト内のモデルを表示するための、データ モデルに対する MDS モデル管理権限

モデルのパッケージを作成するには、そのモデルが存在する必要があります。 詳細については、「モデルを作成する (マスター データ サービス)」を参照してください。

詳細については、「管理者 (Master Data Services)」を参照してください。

MDSModelDeploy を使用してモデルの配置パッケージを作成するには

  1. コマンド プロンプトを開きます。

  2. MDSModelDeploy.exe がある場所に移動します。

    • MDS を既定の場所にインストールした場合、ファイルは drive:\Program Files\Microsoft SQL Server\110\Master Data Services\Configuration にあります。

    • MDS を既定の場所にインストールしなかった場合は、ローカル コンピューター内で MDSModelDeploy.exe を検索します。

  3. 省略可能。 オプションおよびヘルプを表示します。

    • 使用可能なすべてのオプションを表示するには、「MDSModelDeploy」と入力し、Enter キーを押します。

    • オプションのヘルプを表示するには、「MDSModelDeploy help OptionName」と入力します。OptionName はオプションの名前です。

  4. 省略可能。 Web アプリケーションが複数ある場合、次のコマンドを入力し、Enter キーを押して、配置するサービスの名前を確認します。

    MDSModelDeploy listservices
    

    値の一覧が返されます (例: MDS1, Default Web Site, MDS)。 モデルを配置するには、この一覧の最初の値 (この例では、MDS1) が必要です。

  5. モデル オブジェクトとデータを含むパッケージを作成するには、次のコマンドを入力します。ModelName、VersionName、ServiceName、および PackageName は、それぞれモデル、バージョン、サービス、および .pkg 出力ファイルの名前です。

    MDSModelDeploy createpackage -model ModelName -version VersionName -service ServiceName -package PackageName -includedata
    

    データを含める必要がない場合は、-version スイッチと -includedata スイッチを使用しないでください。

  6. Enter キーを押します。 パッケージが正常に作成されると、「MDSModelDeploy 操作は正常に完了しました」というメッセージが表示されます。

次の手順

関連項目

参照

モデル配置オプション (マスター データ サービス)

概念

モデルの配置 (マスター データ サービス)