失敗したファイルの追加操作のトラブルシューティング (AlwaysOn 可用性グループ)
一部の AlwaysOn 可用性グループの配置では、プライマリ レプリカをホストするシステムとセカンダリ レプリカをホストするシステムのファイル パスが異なります。 ファイルの追加操作のファイル パスがセカンダリ レプリカ上に存在しない場合でも、プライマリ データベース上でのファイルの追加操作は成功します。 ただし、そのようなファイルの追加操作を行うと、セカンダリ データベースが中断します。 セカンダリ データベースが中断すると、セカンダリ レプリカが "同期されていません" 状態になります。
注 |
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可能であれば、特定のセカンダリ データベースのファイル パス (ドライブ文字を含む) は、対応するプライマリ データベースのパスと一致させることをお勧めします。 |
問題の解決策
この問題を解決するには、データベース所有者が次の手順を実行する必要があります。
セカンダリ データベースを可用性グループから削除します。 詳細については、「可用性グループからのセカンダリ データベースの削除 (SQL Server)」を参照してください。
既存のセカンダリ データベースで、WITH NORECOVERY と WITH MOVE (セカンダリ レプリカをホストするサーバー インスタンス上のファイル パスを指定) を使用して、セカンダリ データベースに追加されたファイルを含むファイル グループの完全バックアップを復元します。 詳細については、「データベースを新しい場所に復元する (SQL Server)」を参照してください。
ファイルの追加操作を含むトランザクション ログをプライマリ データベースでバックアップし、WITH NORECOVERY と WITH MOVE を使用して、そのログ バックアップをセカンダリ データベースに手動で復元します。
可用性グループに再度参加させるセカンダリ データベースを準備します。これは、プライマリ データベースでバックアップした他の未処理のログを、WITH NO RECOVERY で復元することによって行います。
セカンダリ データベースを可用性グループに再度参加させます。 詳細については、「可用性グループへのセカンダリ データベースの参加 (SQL Server)」を参照してください。
関連項目
概念
AlwaysOn 可用性グループの概要 (SQL Server)
可用性グループに対するセカンダリ データベースの手動準備 (SQL Server)