ダイアログ ボックス

[テーブル動作] ダイアログ ボックスでは、選択されたテーブルの、ビジュアル化の種類の既定の動作と既定のグループ化を定義するプロパティを構成できます。 Power View や PowerPivot などのレポート クライアント アプリケーションは、これらのプロパティを使用して、対話機能およびエンド ユーザーに対するプレゼンテーション環境を向上させます。 たとえば、これらのプロパティを使用して、テーブルに表示するフィールド リストの制御、数値、日付値、通貨値の表示形式の制御、データの並べ替え方法、グループ化方法、計算方法の制御を行うことができます。 詳細な説明と構成に関する情報については、「Power View レポートのテーブル動作プロパティの構成」を参照してください。

  • [行識別子]
    このプロパティに、一意のキー値が格納され、各行が null 値ではない 1 列を設定します。 すべてのテーブルにテーブル識別子があるわけではありません。

  • [一意の行を保持]
    ある列に対して "行識別子" プロパティが設定されている場合、このプロパティを設定すると、この列の値の代わりに "行識別子" の値でグループ化できます。 たとえば、この列に顧客名が格納されている場合、複数の行に同じ名前 ("John Smith" など) が格納されている可能性があります。このプロパティを設定しない場合、選択された他の列に重複する値が格納されているときにも、レポート クライアントでは "John Smith" という名前のすべての顧客に対応するすべての値を 1 行に集計します。 このプロパティを設定すると、各 "John Smith" を個別の行に表示することができます。

    注意

    エンド ユーザーが選択する列はグループ化に影響することがあり、式の計算のフィルター コンテキストを変更するため、モデル作成者は正しい結果を返すメジャーを慎重に作成する必要があります。

  • [既定のラベル]
    このプロパティに、各行のデータの表示名またはラベルが格納されている列を設定します。 たとえば、顧客テーブルの場合、顧客の姓と名を連結する計算列を選択します。

    Power View では、このプロパティはカードまたはグラフのプライマリ ラベル フィールドを示します。

  • [既定の画像]
    このプロパティに、各行のデータのプライマリ画像が格納されている列を設定します。 基本画像にできるのは、1 つのモデル内で 1 つの画像のみです。 たとえば、顧客テーブルでは、この列に顧客の写真への URL を格納します。

    列のコンテンツの種類には、バイナリ値またはテキスト値を設定できます。

関連項目

参照

[既定のフィールド セット] ダイアログ ボックス

概念

Power View レポートのテーブル動作プロパティの構成