オブジェクト (ASSL)

このリファレンス セクションでは、Analysis Services スクリプト言語 (ASSL) スキーマでオブジェクトの役割を果たす各要素の構文と使い方について説明します。

ASSL スキーマには XML 要素しか含まれていませんが、開発者の観点から見ると、このセクションで説明する要素は、Microsoft SQL Server Analysis Services のインスタンスに含まれているオブジェクト階層内の Database、Cube、Dimension などのオブジェクトに対応しています。

オブジェクトは ASSL スキーマのリーフレベル要素にはなりませんが、子要素とオブジェクト プロパティに対応する要素を持ちます。

プロパティのように見えるスキーマ内のリーフレベル要素は、要素の型がオブジェクト型であるため、オブジェクトとして分類される場合があります。 たとえば、Dimension オブジェクトの Source は、DimensionBinding 型です。

このセクションの内容

要素

説明

Account 要素 (ASSL)

Database 要素内の勘定科目の種類に関する詳細を格納します。

Action 要素 (ASSL)

Cube 要素または Perspective 要素で使用できるアクションに関する情報を格納します。

Aggregation 要素 (ASSL)

Partition 要素の 1 つの集計を定義します。

AggregationDesign 要素 (ASSL)

データベースの複数のパーティションで共有できる集計定義のセットを定義します。

AggregationInstance 要素 (ASSL)

パーティションの集計インスタンスを定義します。

AlgorithmParameter 要素 (ASSL)

MiningModel 要素で使用されるアルゴリズムのパラメーターを定義します。

AllMemberTranslation 要素 (ASSL)

Hierarchy 要素の All メンバーのキャプションの翻訳を格納します。

Annotation 要素 (ASSL)

ASSL スキーマを拡張するために使用される要素を格納します。

Assembly 要素 (ASSL)

Server 要素または Database 要素に関連付けられた Microsoft .NET Framework アセンブリまたは COM ダイナミック リンク ライブラリ (DLL) を表します。

Attribute 要素 (ASSL)

属性の説明を格納します。

AttributeAllMemberTranslation 要素 (ASSL)

DimensionAttribute 要素の All メンバーのキャプションの翻訳を格納します。

AttributePermission 要素 (ASSL)

Cube 要素の各ディメンションの属性に対して Role 要素のメンバーが持っている権限を定義します。

AttributeRelationship 要素 (ASSL)

2 つの属性間のリレーションシップに関する詳細を提供します。

Block 要素 (ASSL)

ClrAssemblyFile 要素のバイナリ コンテンツのすべてまたは一部を格納します。

Calculation 要素 (ASSL)

Perspective 要素に計算を関連付けます。

CalculationProperty 要素 (ASSL)

MdxScript 要素で使用される計算のユーザー インターフェイス プロパティのコレクションを格納します。

CaptionColumn 要素 (ASSL)

属性のキャプションを指定する列を定義します。

CellPermission 要素 (ASSL)

Cube 要素内の個々のセルに対して Role 要素のメンバーが持っている権限を記述します。

Column 要素 (ASSL)

親要素に関連付けられた列コレクション内の列を記述します。

Command 要素 (ASSL)

Commands コレクションの親要素のコンテキスト内で使用できるコマンドを定義します。

Cube 要素 (ASSL)

Analysis Services の Database 要素の標準キューブ、仮想キューブ、またはリンク キューブを定義します。

CubePermission 要素 (ASSL)

特定の Cube 要素にある特定の Role 要素のメンバーの権限を定義します。

CustomRollupColumn 要素 (ASSL)

カスタム ロールアップ式を指定する列の詳細を定義します。

CustomRollupPropertiesColumn 要素 (ASSL)

カスタム ロールアップ式のプロパティを指定する列の詳細を定義します。

Data 要素 (ASSL)

ClrAssemblyFile 要素のバイナリ コンテンツを、子である Block 要素のコレクションに格納します。

Database 要素 (ASSL)

Analysis Services データベースを定義します。

DatabasePermission 要素 (ASSL)

特定の Role 要素に対する Database 要素の既定の権限を定義します。

DataSource 要素 (ASSL)

Database 要素のデータ ソースを定義します。

DataSourcePermission 要素 (ASSL)

特定の Role 要素に対する DataSource データ型の既定の権限を定義します。

DataSourceView 要素 (ASSL)

Database 要素で使用されるデータ ソース ビューを定義します。

Dimension 要素 (ASSL)

ディメンションを定義します。

DimensionPermission 要素 (ASSL)

特定のデータベース ディメンションまたはキューブ ディメンションに対する特定の Role 要素に属する権限を定義します。

ErrorConfiguration 要素 (ASSL)

親要素を処理するときに発生する可能性があるエラーを処理するための設定を指定します。

Event 要素 (ASSL)

Trace 要素の一部としてキャプチャされるイベントを定義します。

File 要素 (ASSL)

ClrAssembly 要素を構成するファイルの 1 つを定義します。

ForeignKeyColumn 要素 (ASSL)

リレーショナル データ ソースの親テーブルへの結合を識別します。

Group 要素 (ASSL)

属性にバインドされているメンバーのグループを定義します。

Hierarchy 要素 (ASSL)

ディメンションの階層を定義します。

IncrementalProcessingNotification 要素 (ASSL)

増分処理の進行状況を調べるために実行するクエリについての ProactiveCaching 要素の情報を格納します。

KeyColumn 要素 (ASSL)

属性のキーであるか、属性のキーの一部である列の定義を格納します。

Kpi 要素 (ASSL)

Cube 要素または Perspective 要素内で主要業績評価指標 (KPI) を定義します。

Level 要素 (ASSL)

Hierarchy 要素のレベルを定義します。

MdxScript 要素 (ASSL)

Cube 要素に関連付けられている多次元式 (MDX) スクリプトに関する情報を格納します。

Measure 要素 (ASSL)

メジャーを定義します。

MeasureGroup 要素 (ASSL)

同じレベルの粒度でメジャーのセットを定義します。

Member 要素 (ASSL)

Group 要素または Role 要素のメンバーの名前を格納します。

MiningModel 要素 (ASSL)

1 つのデータ マイニング モデルを定義します。

MiningModelPermission 要素 (ASSL)

個々の MiningModel 要素に対して Role 要素のメンバーが持っている権限を定義します。

MiningStructure 要素 (ASSL)

マイニング モデルのセットの構造を定義します。

MiningStructurePermission 要素 (ASSL)

個々の MiningStructure 要素に対して Role 要素のメンバーが持っている権限を定義します。

ModelingFlag 要素 (ASSL)

マイニング構造またはマイニング モデル内の列のモデリング フラグを格納します。

NameColumn 要素 (ASSL)

親要素の名前を指定する列を示します。

NamingTemplateTranslation 要素 (ASSL)

親である DimensionAttribute データ型に対して NamingTemplate 要素のローカライズされた翻訳を提供します。

Partition 要素 (ASSL)

MeasureGroup 要素のパーティション、または不一致の MeasureGroupBinding 要素のパーティション バインドを定義します。

Perspective 要素 (ASSL)

Cube 要素のパースペクティブの詳細を定義します。

ProactiveCaching 要素 (ASSL)

親要素のプロアクティブ キャッシュの設定を定義します。

QueryNotification 要素 (ASSL)

データ ソースが変更されているかどうかを調べるために実行するクエリについての ProactiveCaching 要素の情報を格納します。

ReportFormatParameter 要素 (ASSL)

実行時に Microsoft SQL Server Reporting Services レポートを書式設定する方法を指定するパラメーターの名前および値を格納します。

ReportParameter 要素 (ASSL)

実行時に Reporting Services レポートに渡されるパラメーターの名前および値を格納します。

Role 要素 (ASSL)

セキュリティ ロールに関する情報を格納します。

Server 要素 (ASSL)

Analysis Services のインスタンスを記述します。

ServerProperty 要素 (ASSL)

Server 要素に関連付けられているサーバー プロパティを定義します。

SkippedLevelsColumn 要素 (ASSL)

各メンバーとその親の間でスキップされた (空の) レベルの数を格納する列の詳細を指定します。

SourceMeasureGroup 要素 (ASSL)

マイニング構造列のデータ ソースの役割を果たすメジャー グループを識別します。

TableNotification 要素 (ASSL)

変更されているデータ ソースのテーブルまたはビューについての ProactiveCaching 要素の情報を格納します。

Trace 要素 (ASSL)

クエリできるトレースを定義します。

Translation 要素 (ASSL)

Translations コレクションの親に対するローカライズされた翻訳を指定します。

UnaryOperatorColumn 要素 (ASSL)

単項演算子を指定する列の詳細を定義します。

UnknownMemberTranslation 要素 (ASSL)

Dimension 要素に対する UnknownMember 要素のキャプションの翻訳を格納します。

ValueColumn 要素 (ASSL)

親要素の値を指定する列を識別します。

関連項目

参照

Analysis Services スクリプト言語の XML 要素の階層 (ASSL)