CLR 統合とトランザクション

System.Transactions 名前空間では、ADO.NET と SQL Server CLR (共通言語ランタイム) 統合に完全に統合される新しいトランザクション フレームワークが提供されます。 System.Transactions と ADO.NET は連携し、マネージ アプリケーションでのローカル トランザクションや分散トランザクションの用途を拡張および単純化します。

注意

CLR ユーザー定義プロシージャ (UDP) は、このプロシージャが実行されているサーバーへの接続 (ループバック接続) を確立して、同じトランザクションに参加することができません。 この操作を試みると、接続試行がブロックされ、制御は UDP に返されません。 これにより、UDP でタイムアウト エラー (メッセージ 1206) が発生します。

トランザクションと .NET Framework の詳細については、.NET Framework SDK の「トランザクションの実行」と「トランザクションの利用」を参照してください。

このセクションの内容

  • トランザクションの昇格
    トランザクションを昇格する機能とこの機能の使用方法について説明します。

  • 現在のトランザクションへのアクセス
    SQL Server のインプロセスで現在実行中のトランザクションにアクセスする方法について説明します。

  • System.Transactions の使用
    マネージ アプリケーションでの System.Transactions API (アプリケーション プログラミング インターフェイス) の使用方法について説明します。

  • トランザクションの有効期間
    Transact-SQL ストアド プロシージャで開始されたトランザクションと、CLR アプリケーションで開始されたトランザクションの有効期間の違いについて説明します。

関連項目

概念

CLR データベース オブジェクトからのデータ アクセス