パッケージのコピーを保存する

この手順では、パッケージのコピーをファイル システム、パッケージ ストア、または Microsoft SQL Server の msdb データベースに保存する方法について説明します。 パッケージのコピーを保存する場所を指定するとき、パッケージの名前を更新することもできます。

パッケージ ストアには、msdb データベースとファイル システム内のフォルダーの両方、msdb のみ、またはファイル システム内のフォルダーのみを含めることができます。 msdb では、パッケージは sysssispackages テーブルに保存されます。 このテーブルには、パッケージが属する論理フォルダーを識別する folderid 列があります。 論理フォルダーは、msdb に保存されるパッケージをグループ化するための便利な方法を提供します。これは、ファイル システムのフォルダーが、ファイル システムに保存されるパッケージをグループ化する方法を提供するのと同じです。 msdb 内の sysssispackagefolders テーブルの行は、フォルダーを定義します。

msdb がパッケージ ストアの一部として定義されていない場合は、[パッケージのパス] オプションで [SQL Server] を選択するときに、引き続きパッケージを既存の論理フォルダーに関連付けることができます。

注意

パッケージのコピーを保存するには、事前にパッケージを SSIS デザイナーで開いておく必要があります。

パッケージのコピーを保存するには

  1. ソリューション エクスプローラーで、コピーを保存するパッケージをダブルクリックします。

  2. [ファイル] メニューの [<パッケージ ファイル> のコピーに名前を付けて保存] をクリックします。

  3. [パッケージのコピーの保存] ダイアログ ボックスで、[パッケージの場所] 一覧からパッケージの保存場所を選択します。

  4. 保存場所が [SQL Server] または [SSIS パッケージ ストア] の場合、サーバー名を指定します。

  5. SQL Server に保存する場合は、認証の種類を指定します。SQL Server 認証を使用する場合、ユーザー名とパスワードを指定します。

  6. パッケージのパスを指定するには、パスを入力するか、参照ボタン ([...]) をクリックしてパッケージの場所を指定します。 パッケージの既定の名前は Package です。 必要に応じて、パッケージの名前をニーズに合う名前に更新します。

    [パッケージのパス] オプションとして [SQL Server] を選択した場合、パッケージのパスは、msdb 内の論理フォルダーとパッケージ名で構成されます。 たとえば、パッケージ DownloadMonthlyData が [MSDB] フォルダー (msdb 内のルート論理フォルダーの既定の名前) 内の [Finance] フォルダーと関連付けられている場合、DownloadMonthlyData という名前のパッケージのパッケージ パスは MSDB/Finance/DownloadMonthlyData になります。

    [パッケージのパス] オプションとして [SSIS パッケージ ストア] を選択した場合、パッケージのパスは、Integration Services サービスが管理するフォルダーで構成されます。 たとえば、パッケージ UpdateDeductions が、Integration Services サービスが管理するファイル システム フォルダー内の [HumanResources] フォルダーに存在する場合、パッケージのパスは /File System/HumanResources/UpdateDeductions になります。同様に、パッケージ PostResumes が [MSDB] フォルダー内の [HumanResources] フォルダーに関連付けられている場合、パッケージのパスは MSDB/HumanResources/PostResumes になります。

    [パッケージのパス] オプションとして [ファイル システム] を選択した場合、パッケージのパスは、ファイル システム内の場所とファイル名になります。 たとえば、パッケージ名が UpdateDemographics の場合、パッケージのパスは C:\HumanResources\Quarterly\UpdateDemographics.dtsx になります。

  7. パッケージの保護レベルを確認します。

  8. 必要に応じて、[保護レベル] ボックスの近くの参照ボタン ([...]) をクリックし、保護レベルを変更します。

    • [パッケージの保護レベル] ダイアログ ボックスで、別の保護レベルを選択します。

    • [OK] をクリックします。

  9. [OK] をクリックします。

関連項目

概念

Integration Services (SSIS) パッケージ

Integration Services サービスの構成 (SSIS サービス)