LookupCube (MDX)

同じデータベース内で別に指定されたキューブに対して評価される多次元式 (MDX) 式の値を返します。

構文

Numeric expression syntax
LookupCube(Cube_Name, Numeric_Expression )

String expression syntax
LookupCube(Cube_Name, String_Expression )

引数

  • Cube_Name
    キューブ名を指定する有効な文字列式です。

  • Numeric_Expression
    有効な数値式です。通常は、数値を返すセル座標の多次元式 (MDX) 式です。

  • String_Expression
    有効な文字列式です。通常は、文字列を返すセル座標の有効な多次元式 (MDX) 式です。

説明

数値式が指定された場合、LookupCube 関数は、指定されたキューブ内で指定された数値式を評価し、評価結果の数値を返します。

文字列式が指定された場合、LookupCube 関数は、指定されたキューブ内で指定された文字列式を評価し、評価結果の文字列値を返します。

LookupCube 関数は、その LookupCube 関数を含む MDX クエリが実行されているソース キューブと同じデータベース内のキューブを対象としています。

重要な注意事項重要

現在のクエリのコンテキストはクエリ対象とするキューブに引き継がれないため、数値式または文字列式には必要な現在のメンバーを指定する必要があります。

LookupCube 関数を使用して計算を実行すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。 この関数を使用する代わりに、必要なすべてのデータが 1 つのキューブに存在するようにソリューションを再設計することを検討してください。

使用例

次のクエリでは、LookupCube の使用方法を示しています。

WITH MEMBER MEASURES.LOOKUPCUBEDEMO AS

LOOKUPCUBE("Adventure Works", "[Measures].[In" + "ternet Sales Amount]")

SELECT MEASURES.LOOKUPCUBEDEMO ON 0

FROM [Adventure Works]

関連項目

参照

MDX 関数リファレンス (MDX)