Head (MDX)

セットの先頭から、指定された数の要素を返します (重複要素も保持します)。

構文

Head(Set_Expression [ ,Count ] )

引数

  • Set_Expression
    セットを返す有効な多次元式 (MDX) 式です。

  • Count
    返す組の数を指定する有効な数値式です。

説明

Head 関数は、指定されたセットの先頭から、指定された数の組を返します。 要素の順序は保持されます。 Count の既定値は 1 です。 1 よりも小さい組数が指定された場合、Head 関数は空のセットを返します。 指定された組数がセット内の組数を超える場合は、元のセットを返します。

次の例では、階層とは無関係に、Reseller Gross Profit に基づいて、売上が上位 5 番目までの製品のサブカテゴリを返します。 Head 関数は、Order 関数を使用して結果を並べ替えてから、その結果のうち先頭から 5 つのセットのみを返すために使用されています。

SELECT 
[Measures].[Reseller Gross Profit] ON 0,
Head
   (Order 
      ([Product].[Product Categories].[SubCategory].members
         ,[Measures].[Reseller Gross Profit]
         ,BDESC
      )
   ,5
   ) ON 1
FROM [Adventure Works]

関連項目

参照

Tail (MDX)

Item (組) (MDX)

Item (メンバー) (MDX)

Rank (MDX)

MDX 関数リファレンス (MDX)