Lead (MDX)
レベル内の指定されたメンバーから指定された数だけ前進した位置にあるメンバーを返します。
構文
Member_Expression.Lead( Index )
引数
Member_Expression
メンバーを 1 つ返す有効な多次元式 (MDX) 式です。Index
メンバー位置を数値で指定する有効な数値式です。
説明
レベル内のメンバーの位置は、属性階層の自然な順序によって決まります。 メンバーの位置の基点は 0 です。
メンバー位置を前進させる数にゼロ (0) が指定されると、Lead 関数は指定されたメンバーを返します。
メンバー位置を前進させる数に負の数が指定されると、Lead 関数は後方のメンバーを返します。
Lead(1) は NextMember 関数と等価であり、 Lead(-1) は PrevMember 関数と等価です。
Lead 関数の機能は、Lag 関数の機能と基本的に同じですが、Lag 関数と Lead 関数は方向が逆になります。 つまり、Lead(n) と Lag(-n) は等価です。
例
次の例では、2001 年 12 月の値が返されます。
SELECT [Date].[Fiscal].[Month].[February 2002].Lead(-2) ON 0
FROM [Adventure Works]
次の例では、2002 年 3 月の値が返されます。
SELECT [Date].[Fiscal].[Month].[February 2002].Lead(1) ON 0
FROM [Adventure Works]