共有データ ソースを作成、削除、または変更する (レポート マネージャー)
共有データ ソースでは、1 つのデータ ソースに対する接続プロパティを指定します。 多数のレポート、モデル、またはデータ ドリブン サブスクリプションで 1 つのデータ ソースを使用する場合は、共有データ ソースを作成することにより、同じ接続情報を複数箇所で管理するオーバーヘッドを低減できます。
次のアイコンは、レポート マネージャーのフォルダー階層内の共有データ ソースを示します。
共有データ ソースのアイコン
共有データ ソースを作成するには
レポート マネージャー (SSRS)を起動します。
レポート マネージャーで [コンテンツ] ページに移動します。
[新しいデータ ソース] をクリックします。 [新しいデータ ソース] ページが開きます。
アイテムの名前を入力します。 名前は 1 文字以上で、文字で始まる必要があります。 特定の記号を含めることもできますが、スペースまたは ; ? : @ & = + , $ / * < > | " / を含めることはできません。
必要に応じて説明を入力し、接続に関する情報をユーザーに提供します。 この説明は、レポート マネージャーの [コンテンツ] ページに表示されます。
[データ ソースの種類] の一覧で、データ ソースから取得したデータの処理に使用するデータ処理拡張機能を指定します。
[接続文字列] でレポート サーバーがデータ ソースへの接続に使用する接続文字列を指定します。 接続文字列には資格情報を指定しないことをお勧めします。
以下に、ローカルの SQL Server AdventureWorks2012 データベースへの接続に使用する接続文字列の例を示します。
data source=<localservername>; initial catalog=AdventureWorks2012
[接続に使用する認証] では、レポートが実行される際に資格情報を取得する方法を指定します。
ユーザーにログオン名とパスワードを要求する場合は、[レポートの実行者により指定された資格情報] をクリックします。 ユーザーが入力する資格情報を Windows 資格情報として使用するには、[データ ソースへの接続時に Windows 資格情報として使用する] をクリックします。 ユーザー名とパスワードがデータベースの資格情報である場合は、このオプションを選択しないでください。
データ ソースの使用目的が、保存された資格情報によって所有者が管理する共有データ ソースとしての使用や、サブスクリプションやその他のスケジュール設定された操作 (自動レポート履歴生成など) をサポートするレポートでの使用である場合は、[レポート サーバーに保存され、セキュリティで保護された資格情報] をクリックします。 データベース サーバーが権限の借用または委譲をサポートしている場合は、[データ ソースへの接続が確立した後に、認証されているユーザーの権限を借用する] を選択できます。
レポート サーバーが、レポートにアクセスするユーザーの資格情報を、外部データ ソースをホストするサーバーに渡す場合は、[Windows 統合セキュリティ] をクリックします。 この場合、ユーザーはユーザー名やパスワードを入力することを要求されません。
データ ソースで資格情報を使用しない場合 (ファイル システムからアクセス可能な XML ファイルをデータ ソースとして使用する場合など) は、[資格情報は必要ありません] をクリックします。 この資格情報オプションは、使用するデータ ソースで妥当と考えられる場合にのみ指定してください。 認証を必要とするデータ ソースに対してこのオプションを選択した場合、接続エラーが発生します。 このオプションを選択する場合は、ユーザーの資格情報を利用できない場合に、レポート サーバーが他のコンピューターに接続して、データまたはファイルを取得できるように、必ず自動実行アカウントを構成してください。
資格情報の構成の詳細については、「レポート データ ソースに関する資格情報と接続情報を指定する」を参照してください。 自動実行アカウントの詳細については、「自動実行アカウントの構成」を参照してください。
データ ソース構成を検証するには、[接続テスト] をクリックします。
注 [接続テスト] ボタンは、XML データ ソースの種類ではサポートされません。
[OK] をクリックします。
共有データ ソースを変更するには
レポート マネージャーで [コンテンツ] ページに移動します。
共有データ ソース アイテムに移動し、アイテムの上にマウス ポインターを移動して、ドロップダウン リストをクリックし、コンテキスト メニューから [管理] をクリックします。 [プロパティ] ページを開きます。
データ ソースを変更し、[適用] をクリックします。
共有データ ソースを削除するには
レポート マネージャーで、[コンテンツ] ページに移動し、次のいずれかの操作を行います。
共有データ ソース アイテムに移動します。
アイテムをクリックして開きます。 [全般プロパティ] ページが開きます。
[削除] をクリックして、[OK] をクリックします。
[コンテンツ] ページで、削除するデータ ソースを含むフォルダーに移動します。
アイテムの上にマウス ポインターを移動して、ドロップダウン リストをクリックし、コンテキスト メニューから [削除] をクリックします。
[OK] をクリックします。
関連項目
タスク
レポートのデータ ソースのプロパティを構成する (レポート マネージャー)