レッスン 1 : レポート サーバー プロジェクトの作成 (Reporting Services)

SQL Server でレポートを作成するには、まずレポート サーバー プロジェクトを作成して、レポート定義ファイル (.rdl) やその他レポートに必要なリソース ファイルを格納できるようにする必要があります。 次に、実際のレポート定義ファイルを作成し、レポートのデータ ソース、データセット、レイアウトを定義します。 作成したレポートを実行すると、実際のデータが取得され、レイアウト定義に従って画面上に表示されるので、その状態からエクスポート、印刷、保存を行うことができます。

このレッスンでは、SQL Server データ ツール (SSDT) でレポート サーバー プロジェクトを作成する方法を学習します。 レポート サーバー プロジェクトを使用して、レポート サーバーで実行するレポートを作成します。

レポート サーバー プロジェクトを作成するには

  1. [スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[ Microsoft SQL Server 2012 ] の順にポイントして、[SQL Server Data Tools] をクリックします。 SQL Server Data Tools を初めて開いた場合は、既定の環境設定で [ビジネス インテリジェンスの設定] をクリックします。

  2. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[プロジェクト] をクリックします。

  3. [インストールされているテンプレート] ボックスの一覧で、[ビジネス インテリジェンス プロジェクト] をクリックします。

  4. [レポート サーバー プロジェクト] をクリックします。

  5. [プロジェクト名] に「Tutorial」と入力します。

  6. [OK] をクリックすると、プロジェクトが作成されます。

    Tutorial プロジェクトがソリューション エクスプローラーに表示されます。

新しいレポート定義ファイルを作成するには

  1. ソリューション エクスプローラーで [レポート] を右クリックし、[追加] をポイントして、[新しい項目] をクリックします。

    注意

    ソリューション エクスプローラー ウィンドウが表示されない場合は、[表示] メニューの [ソリューション エクスプローラー] をクリックします。

  2. [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスで、[テンプレート][レポート] をクリックします。

  3. [名前] に「Sales Orders.rdl」と入力して、[追加] をクリックします。

    レポート デザイナーを開き、デザイン ビューで新しい .rdl ファイルを表示します。

レポート デザイナーは、SQL Server データ ツール (SSDT) で実行される Reporting Services コンポーネントです。 [デザイン] ビューと [プレビュー] ビューの 2 つのビューがあります。 ビューを変更するには該当するタブをクリックします。

[レポート データ] ペインでデータを定義します。 [デザイン] ビューではレポートのレイアウトを定義します。 [プレビュー] ビューではレポートを実行して結果を確認できます。

次の作業

ここでは、"Tutorial" というレポート プロジェクトを作成し、このレポート プロジェクトにレポート定義ファイル (.rdl) を追加しました。 次に、レポートで使用するデータ ソースを指定します。 「レッスン 2 : 接続情報の指定 (Reporting Services)」を参照してください。

関連項目

概念

基本的なテーブル レポートの作成 (SSRS チュートリアル)