sp_help_jobs_in_schedule (Transact-SQL)
特定のスケジュールがアタッチされるジョブに関する情報を返します。
構文
sp_help_jobs_in_schedule
[ @schedule_name = ] 'schedule_name' ,
[ @schedule_id = ] schedule_id
引数
[ @schedule_id = ] schedule_id
情報を一覧表示するスケジュールの識別子を指定します。 schedule_id のデータ型は int で、既定値はありません。 schedule_id または schedule_name のいずれかを指定できます。[ @schedule_name = ] 'schedule_name'
情報を一覧表示するスケジュールの名前を指定します。 schedule_name のデータ型は sysname で、既定値はありません。 schedule_id または schedule_name のいずれかを指定できます。
戻り値
0 (成功) または 1 (失敗)
結果セット
次の結果セットを返します。
列名 |
データ型 |
説明 |
---|---|---|
job_id |
uniqueidentifier |
ジョブの一意な ID。 |
originating_server |
nvarchar(30) |
ジョブを実行したサーバーの名前。 |
name |
sysname |
ジョブの名前。 |
enabled |
tinyint |
ジョブが実行可能かどうか。 |
description |
nvarchar(512) |
ジョブの説明。 |
start_step_id |
int |
実行を開始するジョブ ステップの ID。 |
category |
sysname |
ジョブ カテゴリ。 |
owner |
sysname |
ジョブ所有者。 |
notify_level_eventlog |
int |
どのような場合に通知イベントを Microsoft Windows アプリケーション ログに記録するかを示すビットマスク。 次のいずれかの値になります。 0 = 記録しない 1 = ジョブが成功した場合 2 = ジョブが失敗した場合 3 = ジョブの結果に関係なく、ジョブが完了した場合 |
notify_level_email |
int |
どのような場合に、ジョブの完了時に通知電子メールを送信するのかを示すビットマスク。 返される値は、notify_level_eventlog の場合と同じです。 |
notify_level_netsend |
int |
どのような場合に、ジョブの完了時にネットワーク メッセージを送信するのかを示すビットマスク。 返される値は、notify_level_eventlog の場合と同じです。 |
notify_level_page |
int |
どのような場合に、ジョブの完了時にページを送信するのかを示すビットマスク。 返される値は、notify_level_eventlog の場合と同じです。 |
notify_email_operator |
sysname |
通知先のオペレーターの電子メール名。 |
notify_netsend_operator |
sysname |
ネットワーク メッセージを送信するときに使用するコンピューターまたはユーザーの名前。 |
notify_page_operator |
sysname |
ページを送信するときに使用するコンピューターまたはユーザーの名前。 |
delete_level |
int |
どのような場合に、ジョブの完了時にジョブを削除するのかを示すビットマスク。 返される値は、notify_level_eventlog の場合と同じです。 |
date_created |
datetime |
ジョブを作成した日付。 |
date_modified |
datetime |
ジョブを最後に変更した日付。 |
version_number |
int |
ジョブのバージョン。ジョブを変更するたびに自動的に更新されます。 |
last_run_date |
int |
ジョブの実行を最後に開始した日付。 |
last_run_time |
int |
ジョブの実行を最後に開始した時刻。 |
last_run_outcome |
int |
最後に実行したときのジョブの結果。 0 = 失敗 1 = 成功 3 = キャンセル 5 = 不明 |
next_run_date |
int |
ジョブの次回実行予定日。 |
next_run_time |
int |
ジョブの次回実行予定時刻。 |
next_run_schedule_id |
int |
次回の実行スケジュールの識別番号。 |
current_execution_status |
int |
現在の実行ステータス。 |
current_execution_step |
sysname |
ジョブの現在の実行ステップ。 |
current_retry_attempt |
int |
ジョブの実行中にステップを再試行した場合、現在の再試行を示します。 |
has_step |
int |
ジョブのジョブ ステップ数。 |
has_schedule |
int |
ジョブのジョブ スケジュール数。 |
has_target |
int |
ジョブの対象サーバー数。 |
型 |
int |
ジョブの種類。 1 = ローカル ジョブ 2 = マルチサーバー ジョブ 0 = 対象サーバーなし |
説明
このプロシージャでは、指定されたスケジュールにアタッチされたジョブに関する情報が一覧表示されます。
権限
既定では、このストアド プロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーです。 他のユーザーには、msdb データベースの次のいずれかの SQL Server エージェント固定データベース ロールが許可されている必要があります。
SQLAgentUserRole
SQLAgentReaderRole
SQLAgentOperatorRole
これらのロールの権限の詳細については、「SQL Server エージェントの固定データベース ロール」を参照してください。
SQLAgentUserRole のメンバーは、自分が所有しているジョブの状態だけを表示できます。
使用例
次の例では、NightlyJobs スケジュールにアタッチされたジョブを一覧表示します。
USE msdb ;
GO
EXEC sp_help_jobs_in_schedule
@schedule_name = N'NightlyJobs' ;
GO
関連項目
参照
SQL Server エージェントのストアド プロシージャ (Transact-SQL)
sp_add_schedule (Transact-SQL)
sp_attach_schedule (Transact-SQL)