BACKUP MASTER KEY (Transact-SQL)

データベースのマスター キーをエクスポートします。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

BACKUP MASTER KEY TO FILE = 'path_to_file' 
    ENCRYPTION BY PASSWORD = 'password'

引数

  • FILE ='path_to_file'
    マスター キーのエクスポート先ファイルの完全なパスを、ファイル名を含めて指定します。 ローカル パスまたはネットワーク上の場所を示す UNC パスを指定できます。

  • PASSWORD ='password'
    ファイル内のマスター キーの暗号化に使用されているパスワードを指定します。 このパスワードに対しては、複雑性がチェックされます。 詳細については、「パスワード ポリシー」を参照してください。

説明

マスター キーは開かれている必要があります。したがって、バックアップ前に暗号化を解除する必要があります。 マスター キーがサービス マスター キーで暗号化されている場合は、明示的に開く必要はありません。 パスワードのみで暗号化されている場合は、明示的に開く必要があります。

マスター キーは作成後すぐにバックアップし、安全な別の場所に保存することをお勧めします。

権限

データベースに対する CONTROL 権限が必要です。

使用例

次の例では、AdventureWorks2012 マスター キーのバックアップを作成します。 このマスター キーはサービス マスター キーによって暗号化されているので、マスター キーを開くときにはパスワードを指定する必要があります。

USE AdventureWorks2012;
OPEN MASTER KEY DECRYPTION BY PASSWORD = 'sfj5300osdVdgwdfkli7';
BACKUP MASTER KEY TO FILE = 'c:\temp\exportedmasterkey' 
    ENCRYPTION BY PASSWORD = 'sd092735kjn$&adsg';
GO 

関連項目

参照

CREATE MASTER KEY (Transact-SQL)

OPEN MASTER KEY (Transact-SQL)

CLOSE MASTER KEY (Transact-SQL)

RESTORE MASTER KEY (Transact-SQL)

ALTER MASTER KEY (Transact-SQL)

DROP MASTER KEY (Transact-SQL)

概念

暗号化階層