Analysis Services サーバー上のユーザーとセッションの切断
Analysis Services の管理者は、ワークロード管理の一環としてユーザー操作を終了できます。 ユーザー操作を終了するには、セッションと接続を取り消します。 セッションは、クエリの実行時に自動的に作成される場合 (暗黙的) と、管理者が作成時に名前を付ける場合 (明示的) があります。 接続は、クエリを実行できる開かれたパイプのようなものです。 セッションと接続は両方とも、アクティブなときに終了できます。 たとえば、処理に時間がかかりすぎる場合や、実行中のコマンドが正しく記述されているかどうかについて疑問が生じた場合、管理者はセッションの処理を終了できます。
セッションと接続の終了
セッションおよび接続の管理には、動的管理ビュー (DMV) および XMLA を使用できます。
SQL Server Management Studio で、Analysis Services インスタンスに接続します。
現在実行中のすべてのセッション、接続、およびコマンドのリストを取得するには、次のいずれかの DMV クエリを MDX クエリ ウィンドウに貼り付けます。
Select * from $System.Discover_Sessions
Select * from $System.Discover_Connections
Select * from $System.Discover_Commands
F5 キーを押してクエリを実行します。
クエリ結果を XML として返す XMLA とは異なり、DMV クエリを実行すると、セッションと接続の情報が、読みやすくコピーもしやすい表形式の結果セットとして返されます。
セッションを終了するために、XMLA クエリ ウィンドウを開きます。 次の構文を MDX クエリ ウィンドウに貼り付けます。SPID のプレースホルダーは、前の手順からコピーした有効なセッション SPID に置き換えてください。
<Cancel xmlns="https://schemas.microsoft.com/analysisservices/2003/engine"> <SPID>111111</SPID> <CancelAssociated>1</CancelAssociated> </Cancel>
F5 キーを押してキャンセル コマンドを実行します。
セッションを終了すると、そのセッションの一部として実行されているすべてのコマンドが停止します。 接続を終了すると、そのホスト セッションが閉じられます。 ただし、HTTP シナリオで複数のセッションが開かれている場合など、Analysis Services で開いているすべてのセッションを追跡できない場合は、接続を閉じることができません。
XMLA EXECUTE METHOD の詳細については、「Execute メソッド (XMLA)」を参照してください。