sp_help_jobserver (Transact-SQL)

指定されたジョブのサーバーに関する情報を返します。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_help_jobserver
     { [ @job_id = ] job_id 
     | [ @job_name = ] 'job_name' }
     [ , [ @show_last_run_details = ] show_last_run_details ]

引数

  • [ @job_id= ] job_id
    情報を返すジョブの識別番号を指定します。 job_id のデータ型は uniqueidentifier で、既定値は NULL です。

  • [ @job_name= ] 'job_name'
    情報を返すジョブの名前を指定します。 job_name のデータ型は sysname で、既定値は NULL です。

    注意

    job_id または job_name のいずれかを指定する必要があります。両方を指定することはできません。

  • [ @show_last_run_details= ] show_last_run_details
    前回の実行情報を結果セットに含めるかどうかを指定します。 show_last_run_details のデータ型は tinyint で、既定値は 0 です。 0 を指定した場合、前回の実行情報は含まれず、1 を指定した場合は、情報が含まれます。

戻り値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

列名

データ型

説明

server_id

int

対象サーバーの識別番号

server_name

nvarchar(30)

対象サーバーのコンピューター名

enlist_date

datetime

対象サーバーがマスター サーバーに参加した日付。

last_poll_date

datetime

対象サーバーが最後にマスター サーバーを呼び出した日付

show_last_run_details に 1 を指定して sp_help_jobserver を実行した場合、結果セットにはさらに次の列が含まれます。

列名

データ型

説明

last_run_date

int

対象サーバーでジョブの実行を最後に開始した日付

last_run_time

int

対象サーバーでジョブの実行を最後に開始した時刻

last_run_duration

int

対象サーバーで最後に実行したときのジョブの経過時間 (秒単位)

last_outcome_message

nvarchar(1024)

ジョブの最後の結果に関する説明

last_run_outcome

int

対象サーバーで最後に実行したときのジョブの結果

0 = 失敗

1 = 成功

3 = キャンセル

5 = 不明

権限

既定では、このストアド プロシージャを実行できるのは、sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーです。 他のユーザーには、msdb データベースの次のいずれかの SQL Server エージェント固定データベース ロールが許可されている必要があります。

  • SQLAgentUserRole

  • SQLAgentReaderRole

  • SQLAgentOperatorRole

これらのロールの権限の詳細については、「SQL Server エージェントの固定データベース ロール」を参照してください。

SQLAgentUserRole のメンバーは、自分が所有しているジョブの情報だけを表示できます。

使用例

次の例では、NightlyBackups ジョブに関する情報を、前回の実行情報も含めて返します。

USE msdb ;
GO

EXEC dbo.sp_help_jobserver
    @job_name = N'NightlyBackups',
    @show_last_run_details = 1 ;
GO

関連項目

参照

sp_add_jobserver (Transact-SQL)

sp_delete_jobserver (Transact-SQL)

システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)