Alter 要素 (XMLA)

  • [アーティクル]

Microsoft SQL Server Analysis Services インスタンス上のオブジェクトを変更するために Execute メソッドによって使用される Analysis Services Scripting Language (ASSL) 要素を格納します。

構文

<Command>
   <Alter Scope="enum" AllowCreate="boolean" ObjectExpansion="enum">
      <Object>...</Object>
      <ObjectDefinition>...</ObjectDefinition>
   </Alter>
</Command>

要素の特性

特性

説明

データ型と長さ

なし

既定値

なし

基数

0-n : 省略可能な要素で、出現する場合は複数回の出現が可能です

要素のリレーションシップ

リレーションシップ

要素

親要素

Command

子要素

Object、ObjectDefinition

属性

属性

説明

AllowCreate

省略可能で、Boolean 型の属性。Alter コマンドで定義されたオブジェクトがまだ存在しない場合、これを作成するかどうかを示します。

true に設定されている場合、ObjectDefinition 要素で定義されたオブジェクトが存在しなければ Analysis Services インスタンス上に作成されます。 つまり、オブジェクトがインスタンス上にまだ存在しない場合、Alter コマンドは Create コマンドのように扱われます。

この属性が省略されている場合、または false に設定されている場合には、オブジェクトがまだ存在しなければエラーが発生します。

ObjectExpansion

省略可能で、Enum 型の属性。Execute メソッドによって実行される変更の程度を定義します。

ObjectProperties に設定されている場合、ObjectDefinition 要素には変更対象の主要なオブジェクトの完全な定義 (下位の副次オブジェクトも含まれます) だけを含める必要があります。 変更対象のオブジェクトの下位にある主要なオブジェクトは変更されません。

注意注

設定値 ObjectProperties を ClrAssembly データ型と共に使用する場合、関連する ClrAssemblyFile データ型の Data 要素を指定する必要はありません。 これが指定されていない場合、ClrAssembly は既存のファイルを使用します。

ExpandFull に設定されている場合、ObjectDefinition 要素には、変更対象のオブジェクトの定義だけでなく、変更対象のオブジェクトの子孫であるすべての主要なオブジェクトの定義も含める必要があります。

注意注

設定値 ExpandFull を Server 要素と共に使用することはできません。

Scope

省略可能で、Enum 型の属性。ObjectDefinition 要素内で定義されたオブジェクトの存続期間を定義します。

Session に設定されている場合、ObjectDefinition 要素で定義されたオブジェクトは XMLA セッションの期間だけ存続します。

注意注

設定値 Session を使用する場合、ObjectDefinition 要素に含めることができるのは ASSL 要素 Dimension、Cube、または MiningModel だけです。

この属性が省略された場合、ObjectDefinition 要素内で定義されたオブジェクトは Analysis Services インスタンス上に保存されます。

説明

各 Alter コマンドは、ParentObject 要素によって指定された親オブジェクトの下にある 1 つの主要なオブジェクトの定義を変更します。

関連項目

概念

コマンド (XMLA)