sys.dm_qn_subscriptions (Transact-SQL)

サーバーのアクティブ クエリ通知サブスクリプションに関する情報を返します。 このビューは、サーバーまたは指定したデータベース内のアクティブなサブスクリプションを確認したり、指定したサーバー プリンシパルを確認する際に使用できます。

列名

データ型

説明

id

int

サブスクリプションの ID。

database_id

int

通知クエリが実行されたデータベースの ID。 このデータベースには、サブスクリプションに関連する情報が格納されています。

sid

varbinary(85)

このサブスクリプションを作成して所有しているサーバー プリンシパルのセキュリティ ID。

object_id

int

サブスクリプションのパラメーターに関する情報を格納している内部テーブルの ID。

created

datetime

サブスクリプションを作成した日時。

timeout

int

サブスクリプションのタイムアウト値 (秒単位)。 この時間が経過した後、通知が行われます。

注意

実際の通知の実行時刻は、指定したタイムアウト値より後になることもありますが、 指定したタイムアウト時刻が経過してからサブスクリプションが起動するまでの間に、サブスクリプションが無効になる変更が発生した場合、SQL Server ではこの変更時に必ず通知が行われます。

status

int

サブスクリプションの状態。 コードの一覧については、「解説」の表を参照してください。

リレーションシップの基数

関連元

関連先

基準

sys.dm_qn_subscriptions

sys.databases

database_id

多対一

sys.dm_qn_subscriptions

sys.internal_tables

object_id

多対一

説明

状態コードが 0 の場合は、未定義の状態であることを示します。

次の状態コードは、変更によりサブスクリプションが起動したことを示します。

コード

マイナー状態

Info

65798

データが変更されたため、サブスクリプションが起動しました

挿入によってサブスクリプションがトリガーされました

65799

データが変更されたため、サブスクリプションが起動しました

削除

65800

データが変更されたため、サブスクリプションが起動しました

更新

65801

データが変更されたため、サブスクリプションが起動しました

マージ

65802

データが変更されたため、サブスクリプションが起動しました

テーブルの切り捨て

66048

タイムアウトが発生したため、サブスクリプションが起動しました

未定義の info モード

66315

オブジェクトが変更されたため、サブスクリプションが起動しました

オブジェクトまたはユーザーが削除されました

66316

オブジェクトが変更されたため、サブスクリプションが起動しました

オブジェクトが変更されました

66565

データベースがデタッチまたは削除されたため、サブスクリプションが起動しました

サーバーまたはデータベースが再起動されました

66571

データベースがデタッチまたは削除されたため、サブスクリプションが起動しました

オブジェクトまたはユーザーが削除されました

66572

データベースがデタッチまたは削除されたため、サブスクリプションが起動しました

オブジェクトが変更されました

67341

サーバーのリソースが不足しているため、サブスクリプションがトリガーされました

サーバーのリソースが不足しているため、サブスクリプションがトリガーされました

次の状態コードは、サブスクリプションを作成できなかったことを示します。

コード

マイナー状態

Info

132609

ステートメントがサポートされていないため、サブスクリプションを作成できませんでした

クエリが複雑すぎます

132610

ステートメントがサポートされていないため、サブスクリプションを作成できませんでした

サブスクリプションのステートメントが無効です

132611

ステートメントがサポートされていないため、サブスクリプションを作成できませんでした

サブスクリプションの設定オプションが無効です

132612

ステートメントがサポートされていないため、サブスクリプションを作成できませんでした

分離レベルが無効です

132622

ステートメントがサポートされていないため、サブスクリプションを作成できませんでした

内部使用

132623

ステートメントがサポートされていないため、サブスクリプションを作成できませんでした

テーブルごとのテンプレートの上限を超えました

次の状態コードは内部で使用され、check kill モードおよび init モードとして分類されます。

コード

マイナー状態

Info

198656

内部使用: check kill モードおよび init モード

未定義の info モード

198928

サブスクリプションが破棄されました

データベースがアタッチされたため、サブスクリプションが起動しました

198929

サブスクリプションが破棄されました

ユーザーが削除されたため、サブスクリプションが起動しました

198930

サブスクリプションが破棄されました

再サブスクリプションのため、サブスクリプションが削除されました

198931

サブスクリプションが破棄されました

サブスクリプションが強制終了されました

199168

サブスクリプションがアクティブです

未定義の info モード

199424

サブスクリプションが初期化されていますが、まだアクティブではありません

未定義の info モード

権限

サーバーに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。

注意

ユーザーに VIEW SERVER STATE 権限がない場合、このビューでは現在のユーザーが所有するサブスクリプションに関する情報が返されます。

使用例

A. 現在のユーザーのアクティブなクエリ通知サブスクリプションを返す

次の例では、現在のユーザーのアクティブなクエリ通知サブスクリプションを返します。 ユーザーが VIEW SERVER STATE 権限を所有している場合は、サーバー内のアクティブなサブスクリプションがすべて返されます。

SELECT id, database_id, sid, object_id, created, timeout, status
FROM sys.dm_qn_subscriptions;
GO

B. 指定したユーザーのアクティブなクエリ通知サブスクリプションを返す

次の例では、ログイン Ruth0 によってサブスクライブされたアクティブなクエリ通知サブスクリプションを返します。

SELECT id, database_id, sid, object_id, created, timeout, status
FROM sys.dm_qn_subscriptions
WHERE sid = SUSER_SID('Ruth0');
GO

C. クエリ通知サブスクリプションに関する内部テーブルのメタデータを返す

次の例では、クエリ通知サブスクリプションに関する内部テーブルのメタデータを返します。

SELECT qn.id AS query_subscription_id
    ,it.name AS internal_table_name
    ,it.object_id AS internal_table_id
FROM sys.internal_tables AS it
JOIN sys.dm_qn_subscriptions AS qn ON it.object_id = qn.object_id
WHERE it.internal_type_desc = 'QUERY_NOTIFICATION';
GO

関連項目

参照

動的管理ビューおよび関数 (Transact-SQL)

クエリ通知関連の動的管理ビュー (Transact-SQL)

KILL QUERY NOTIFICATION SUBSCRIPTION (Transact-SQL)