DROP USER (Transact-SQL)

現在のデータベースからユーザーを削除します。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

DROP USER user_name

引数

  • user_name
    データベース内でユーザーを識別する名前を指定します。

説明

セキュリティ保護可能なリソースを所有するユーザーは、データベースから削除できません。 セキュリティ保護可能なリソースを所有するデータベース ユーザーを削除するには、そのリソースの所有権を削除または譲渡する必要があります。

guest ユーザーは削除できませんが、master または tempdb 以外のデータベースでは、REVOKE CONNECT FROM GUEST を実行して CONNECT 権限を取り消すことにより、guest ユーザーを無効にできます。

注記注意

SQL Server 2005 からスキーマの動作が変更されました。その結果、スキーマがデータベース ユーザーと同じであると想定しているコードでは、正しい結果が返されない場合があります。CREATE SCHEMA、ALTER SCHEMA、DROP SCHEMA、CREATE USER、ALTER USER、DROP USER、CREATE ROLE、ALTER ROLE、DROP ROLE、CREATE APPROLE、ALTER APPROLE、DROP APPROLE、ALTER AUTHORIZATION のいずれかの DDL ステートメントが使用されたことのあるデータベースでは、sysobjects などの古いカタログ ビューを使用しないでください。そのようなデータベースでは、代わりに新しいカタログ ビューを使用してください。新しいカタログ ビューでは、SQL Server 2005 で導入されたプリンシパルとスキーマの分離が考慮されます。カタログ ビューの詳細については、「カタログ ビュー (Transact-SQL)」を参照してください。

権限

データベースに対する ALTER ANY USER 権限が必要です。

使用例

次の例では、AdventureWorks2012 データベースからデータベース ユーザー AbolrousHazem を削除します。

USE AdventureWorks2012;
DROP USER AbolrousHazem;
GO

関連項目

参照

CREATE USER (Transact-SQL)

ALTER USER (Transact-SQL)

EVENTDATA (Transact-SQL)