sp_depends (Transact-SQL)

テーブルまたはビューに従属するビューおよびプロシージャ、ビューまたはプロシージャが従属するテーブルおよびビューなど、データベース オブジェクトの従属性に関する情報を表示します。 現在のデータベース内に存在しないオブジェクトへの参照はレポートされません。

重要な注意事項重要

この機能は、将来のバージョンの Microsoft SQL Server では削除される予定です。新しい開発作業では、この機能の使用を避け、現在この機能を使用しているアプリケーションは修正するようにしてください。 代わりに sys.dm_sql_referencing_entities および sys.dm_sql_referenced_entities を使用してください。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_depends [ @objname = ] '<object>'  

<object> ::=
{
    [ database_name. [ schema_name ] . | schema_name.
    object_name
}

引数

  • database_name
    データベースの名前を指定します。

  • schema_name
    オブジェクトが所属するスキーマの名前を指定します。

  • object_name
    従属性を調べるデータベース オブジェクトを指定します。 オブジェクトにはテーブル、ビュー、ストアド プロシージャ、ユーザー定義関数、またはトリガーを指定できます。 bject_name のデータ型は nvarchar(776) で、既定値はありません。

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)

結果セット

sp_depends では、2 種類の結果セットが表示されます。

次の結果セットでは、<object> が従属するオブジェクトが示されます。

列名

データ型

説明

name

nvarchar(257)

従属性が存在するアイテムの名前。

nvarchar(16)

アイテムの種類。

updated

nvarchar(7)

アイテムが更新されているかどうかを示します。

selected

nvarchar(8)

アイテムが SELECT ステートメントで使用されているかどうかを示します。

column

sysname

従属性が存在する列またはパラメーター。

次の結果セットでは、<object> に従属するオブジェクトが示されます。

列名

データ型

説明

name

nvarchar(257)

従属性が存在するアイテムの名前。

nvarchar(16)

アイテムの種類。

権限

public ロールのメンバーシップが必要です。

使用例

A. テーブルの従属性を一覧表示する

次の例では、 AdventureWorks2012 データベース内の Sales.Customer テーブルに従属するデータベース オブジェクトを一覧表示します。 ここではスキーマ名とテーブル名の両方を指定します。

USE AdventureWorks2012;
GO
EXEC sp_depends @objname = N'Sales.Customer' ;

B. トリガーの従属性を一覧表示する

次の例では、トリガー iWorkOrder が従属するデータベース オブジェクトを一覧表示します。

EXEC sp_depends @objname = N'AdventureWorks2012.Production.iWorkOrder' ;

関連項目

参照

データベース エンジンのストアド プロシージャ (Transact-SQL)

EXECUTE (Transact-SQL)

sp_help (Transact-SQL)

システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

sys.sql_dependencies (Transact-SQL)