[データベースのバックアップ] ( ページ)
[データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスの [オプション] ページを使用すると、データベースのバックアップのオプションを表示または変更できます。
SQL Server Management Studio を使用してバックアップを作成するには
重要 |
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データベース メンテナンス プランを定義して、データベース バックアップを作成できます。 詳細については、「メンテナンス プラン」および「メンテナンス プラン ウィザードの使用」を参照してください。 |
注 |
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SQL Server Management Studio を使用してバックアップ タスクを指定する場合、[スクリプト] ボタンをクリックしてスクリプトの保存先を選択することにより、対応する Transact-SQL BACKUP スクリプトを生成できます。 |
オプション
[メディアに上書きします]
[メディアに上書きします] パネルのオプションでは、バックアップをメディアに書き込む方法を制御します。
注 |
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メディア セットの詳細については、「メディア セット、メディア ファミリ、およびバックアップ セット (SQL Server)」を参照してください。 |
[既存のメディア セットにバックアップする]
データベースを既存のメディア セットにバックアップします。 このオプション ボタンをクリックすると、3 つのオプションが有効になります。次のいずれかのオプションを選択します。
[既存のバックアップ セットに追加する]
バックアップ セットを既存のメディア セットに追加し、以前のバックアップをすべて保持します。[既存のすべてのバックアップ セットを上書きする]
既存のメディア セット上にある以前のバックアップをすべて現在のバックアップに置き換えます。
[メディア セット名とバックアップ セットの有効期限を確認する]
既存のメディア セットをバックアップする場合は、必要に応じて、バックアップ操作でバックアップ セットの名前と有効期限を確認することを指定します。[メディア セット名]
[メディア セット名とバックアップ セットの有効期限を確認する] チェック ボックスがオンの場合、必要に応じて、このバックアップ操作で使用するメディア セットの名前を指定します。[新しいメディア セットにバックアップし、すべての既存のバックアップ セットを消去する]
新しいメディア セットを使用して、以前のバックアップ セットを消去します。このオプションをクリックすると、次のオプションを指定できるようになります。
[新しいメディア セット名]
必要に応じて、メディア セットの新しい名前を入力します。[新しいメディア セットの説明]
必要に応じて、新しいメディア セットのわかりやすい説明を入力します。 この説明は、内容について正確に伝えられるだけの具体性が必要です。
[信頼性]
[信頼性] パネルのオプションでは、バックアップ操作によるエラー管理を制御します。
[完了時にバックアップを検証する]
バックアップ セットが完全で、すべてのボリュームが読み取り可能であることを検証します。[メディアに書き込む前にチェックサムを行う]
バックアップ メディアに書き込む前にチェックサムを検証します。 このチェック ボックスをオンにすることは、Transact-SQL の BACKUP ステートメントで CHECKSUM オプションを指定することと同じです。 このオプションをオンにするとワークロードが増加し、バックアップ操作のバックアップ スループットが低下する可能性があります。 バックアップ チェックサムの詳細については、「バックアップ中および復元中に発生する可能性があるメディア エラー (SQL Server)」を参照してください。[エラーのまま続行する]
エラーが 1 回以上発生しても、バックアップ操作を続行します。
[トランザクション ログ]
[トランザクション ログ] パネルのオプションでは、トランザクション ログ バックアップの動作を制御します。 これらのオプションは、完全復旧モデルと一括ログ復旧モデルにのみ適用されます。 これらのオプションは、[データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスの [全般] ページにある [バックアップの種類] フィールドで [トランザクション ログ] を選択した場合のみアクティブになります。
注 |
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トランザクション ログ バックアップについては、「トランザクション ログのバックアップ (SQL Server)」を参照してください。 |
[トランザクション ログを切り捨てる]
トランザクション ログをバックアップし、それを切り捨てることでログの領域を解放します。 データベースはオンラインを維持します。 これは既定のオプションです。[ログの末尾をバックアップし、データベースを復元中の状態にしておく]
ログの末尾をバックアップし、データベースを復元中の状態にします。 このオプションでは、ログ末尾のバックアップを作成します。このバックアップでは、データベースの復元に備えて、通常、まだバックアップされていないログ (アクティブなログ) をバックアップします。 復元が完了するまで、ユーザーはデータベースを使用できなくなります。このオプションを選択することは、BACKUP ステートメント (Transact-SQL) で WITH NO_TRUNCATE, NORECOVERY を指定することと同じです。 詳細については、「ログ末尾のバックアップ (SQL Server)」を参照してください。
[テープ ドライブ]
[テープ ドライブ] パネルのオプションでは、バックアップ操作時のテープ管理を制御します。 これらのオプションは、[データベースのバックアップ] ダイアログ ボックスの [全般] ページにある [バックアップ先] パネルで [テープ] を選択した場合のみアクティブになります。
注 |
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テープ デバイスの使用方法については、「バックアップ デバイス (SQL Server)」を参照してください。 |
[バックアップ後にテープをアンロードする]
バックアップの完了後、テープをアンロードします。[アンロードの前にテープを巻き戻す]
テープをアンロードする前にテープを解放し、巻き戻します。 このオプションは、[バックアップ後にテープをアンロードする] チェック ボックスをオンにした場合のみ有効になります。
[圧縮]
SQL Server 2008 Enterprise (またはそれ以降のバージョン) では、バックアップの圧縮がサポートされています。
[バックアップの圧縮の設定]
SQL Server 2008 Enterprise (またはそれ以降のバージョン) で、バックアップの圧縮の値を次の中から 1 つ選択します。[既定のサーバー設定を使用する]
オンにすると、サーバー レベルの既定値が使用されます。
この既定値は、backup compression default サーバー構成オプションで設定されます。 このオプションの現在の設定を表示する方法については、「backup compression default サーバー構成オプションの表示または構成」を参照してください。
[バックアップを圧縮する]
オンにすると、サーバー レベルの既定値に関係なく、バックアップを圧縮します。
重要 既定の設定では、圧縮によって CPU 使用率が著しく増加し、圧縮処理によって CPU がさらに消費されるために、同時に実行される操作が悪影響を受ける場合があります。 このため、リソース ガバナーによって CPU 使用率が制限されるセッションで、優先度の低い圧縮バックアップを作成することができます。 詳細については、「リソース ガバナーを使用してバックアップの圧縮による CPU 使用率を制限する方法 (Transact-SQL)」を参照してください。
[バックアップを圧縮しない]
オンにすると、サーバー レベルの既定値に関係なく、圧縮されていないバックアップを作成します。
関連項目
参照
概念
トランザクション ログのバックアップ (SQL Server)