LOG (Transact-SQL)
指定された float 式の自然対数を返します。
構文
LOG ( float_expression [, base ] )
引数
float_expression
float 型の式、または暗黙的に float 型に変換できる式を指定します。base
対数の底を設定するオプションの整数引数です。
戻り値の型
float
説明
既定では、LOG() は自然対数を返します。 オプションの base パラメーターを使用して対数の底を別の値に変更できます。
自然対数は e を底とする対数です。ここで、e は 2.718281828 にほぼ等しい無理定数です。
数値の指数の自然対数は、その数値自体になります。つまり LOG( EXP( n ) ) = n です。 また数値の自然対数の指数は、その数値自体になります。つまり EXP( LOG( n ) ) = n です。
使用例
A. 数値の自然対数を計算する
次の例では、指定した float 式の LOG を計算します。
DECLARE @var float;
SET @var = 10;
SELECT 'The LOG of the variable is: ' + CONVERT(varchar, LOG(@var));
GO
以下に結果セットを示します。
-------------------------------------
The LOG of the variable is: 2.30259
(1 row(s) affected)
B. 数値の指数の自然対数を計算する
次の例では、数値の指数の LOG を計算します。
SELECT LOG (EXP (10));
以下に結果セットを示します。
----------------------------------
10
(1 row(s) affected)