スニペットをアウトライン表示し、Transact-SQL スクリプトに追加する方法
SQL Server Data Tools には、コード スニペットから成るコード ライブラリが含まれており、作成するアプリケーションに挿入できるようになっています。各スニペットは、関数、テーブル、トリガー、インデックス、ビュー、ユーザー定義データ型などを作成する完全なスクリプト タスクを実行します。スニペットは、数回のマウス クリックでソース コードに挿入できます。スニペットを使用すると、入力の時間を短縮できるため、生産性が向上します。
目的に合ったスニペットを参照する必要がある場合には、スニペット ピッカーを使用できます。スニペット ピッカーでは、スニペットがカテゴリごとに一覧表示されており、その中から選択できます。コードに追加したスニペットは、変数名をより適切な名前に変更したり、ストアド プロシージャの実際のロジックを取り入れたりするなど、部分的にカスタマイズが必要になる場合があります。このため、挿入されたスニペット コードでは、1 つまたは複数の置換ポイントが強調表示されています。マウス ポインターを置換ポイントの上で止めると、コードに対して可能な変更を説明するツールヒントが表示されます。
既定では、すべてのテキストが Transact-SQL エディターに表示されますが、一部のコードを非表示にすることができます。Transact-SQL エディターでは、コードの範囲を選択して、その部分を折りたたみ可能にすることができます。折りたたんだコードの部分にはプラス記号 (+) が表示されます。記号の横のプラス記号 (+) をクリックすることにより、この部分を展開することも非表示にすることもできます。アウトライン表示にしたコードは、削除されたのではなく、非表示になっているだけです。
警告
以下に示す手順では、「接続されているデータベース開発」および「プロジェクト指向のオフライン データベース開発」に示されているこれまでの手順で作成したエンティティを使用します。
スニペットを挿入するには
ソリューション エクスプローラーで TradeDev プロジェクトを右クリックし、[追加] をポイントして、[スクリプト] をクリックします。[新しい項目の追加] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックします。
Transact-SQL エディターを右クリックし、[スニペットの挿入] をクリックします。コード スニペット ピッカーが表示されます。
コード スニペット ピッカーで [テーブル] をダブルクリックし、[テーブルの作成] をダブルクリックします。
置換ポイントが黄色で強調表示されます。Sample_Table の上にマウス ポインターを移動すると、置換に関するヒントが表示されます。Sample_Table をダブルクリックして、Shipper2 に変更します。
Tab キーを使用して、次の置換ポイントである column_1 に移動します。名前を Id に変更します。同じ手順で column_2 の名前を name に、データ型を nvarchar(128) に変更し、NULL を許可します。
コードをアウトライン表示するには
CREATE TABLE ステートメントの横に、– 記号があります。スクリプト内のセクションの横にある - 記号をクリックしてそのセクションを非表示にします。
Transact-SQL エディターを右クリックし、[アウトライン] をポイントして、[アウトラインの中止] をクリックします。エディター内の基になるコードに影響を与えることなくアウトライン情報が削除されます。
コードのアウトライン表示を再度開始するには、Transact-SQL エディターを右クリックし、[アウトライン] をポイントして、[自動アウトラインの開始] をクリックします。[すべてのアウトラインの切り替え] をクリックして、展開するセクションと非表示にするセクションを切り替えることもできます。