同期イベントへの応答
同期アプリケーションは、同期中に発生したイベントについての通知を受けることができます。
マネージ コード : アプリケーションで、SyncOrchestrator オブジェクトまたは SyncCallbacks オブジェクトのイベントを処理するためのイベント ハンドラー メソッドを実装します。さらに、このイベント ハンドラーを登録することで、イベントを受信できるようになります。
アンマネージ コード : アプリケーションで、ISyncCallback インターフェイスを実装するオブジェクトを作成します。同期が開始される前に、アプリケーションから ISyncSession::RegisterCallback を呼び出すことによって、セッション オブジェクトにコールバック オブジェクトを登録します。同期が開始されると、コールバック オブジェクトが、コールバック インターフェイスの各種メソッドを通じて、同期イベントに関する通知を受け取ります。
カスタム競合解決
発生する個々の競合に対して、その解決アクションを動的に設定するには、アプリケーションで、ItemConflicting (マネージ コードの場合) または ISyncCallback::OnConflict (アンマネージ コードの場合) を使用して、項目競合イベントを処理します。このイベントは、競合の解決方法が ApplicationDefined (マネージ コードの場合) または CRP_NONE (アンマネージ コードの場合) に設定されている場合にのみ発生します。詳細については、「競合の処理」を参照してください。
進行状況レポート
Sync Framework は、ProgressChanged イベント (マネージ コードの場合) または ISyncCallback::OnProgress イベント (アンマネージ コードの場合) を使用して、同期の進行状況をアプリケーションに報告します。このイベントが発生したときに受け渡される情報は、同期元プロバイダーの実装により異なります。詳細については、「同期の進行状況の報告」を参照してください。
参照
リファレンス
ISyncSession::RegisterCallback
ISyncCallback インターフェイス
SyncOrchestrator
SyncCallbacks