ISqlSyncMetadataStore::OpenStore

既存のメタデータ ストア ファイルを開き、それを表すメタデータ ストア オブジェクトを返します。

HRESULT OpenStore(
  LPCWSTR pcszFileName,
  ULONG   ulLcid);

パラメーター

  • pcszFileName
    [in, string] データベース ファイルのファイル パスとファイル名。ファイル パスは相対パスの場合もあります。その場合は、現在のディレクトリに対する相対パスになります。
  • ulLcid
    [in] データベースのロケール ID。これは、ISqlSyncMetadataStore::CreateStore が呼び出されたときにメタデータ ストアの作成に使用した ID と同じローカル ID です。

戻り値

  • S_OK

  • E_POINTER

  • pcszFileName が空の場合は E_INVALIDARG。

  • OpenStore が 2 回呼び出され、メタデータ ストアが既に開いている場合は SYNC_E_METADATA_INVALID_OPERATION。

  • メタデータ ストアにアクセスできない場合は SYNC_E_METADATA_STORAGE_ENGINE_ERROR。

解説

このメソッドは、既存のメタデータ ストアを開きます。新規のメタデータ ストア ファイルを作成するには、ISqlSyncMetadataStore::CreateStore を使用します。

Security noteセキュリティメモ :

メタデータ ファイルは、承認されていないアクセスに対してセキュリティで保護されません。メタデータ ファイルを保護するには、メタデータ ファイルを格納しているフォルダーを、随意アクセス制御リスト (DACL) などを使用して適切にセキュリティで保護する必要があります。ユーザーがメタデータ ファイルを削除できるようにするには、メタデータ ファイルを作成するプロバイダーが、ユーザーがアクセスできる場所にファイルを配置する必要があります。メタデータ ファイルを作成するプロバイダーは、プロバイダーのアンインストール時にメタデータ ファイルを削除する必要があります。

Security noteセキュリティメモ :

Sync Framework が UNC パスなどのリモート メカニズムによってメタデータ ファイルを開いたときには、コンピューター上の他のアプリケーション (メタデータ ファイルが保存されているコンピューター上のアプリケーションを含む) によってこのメタデータ ファイルに同時にアクセスすることはできません。

参照

リファレンス

ISqlSyncMetadataStore インターフェイス