CollisionConflictResolutionPolicy 列挙体

同期セッションで使用する、衝突競合の解決方法のオプションを表します。

名前空間: Microsoft.Synchronization
アセンブリ: Microsoft.Synchronization (microsoft.synchronization.dll 内)

構文

'宣言
Public Enumeration CollisionConflictResolutionPolicy
'使用
Dim instance As CollisionConflictResolutionPolicy
public enum CollisionConflictResolutionPolicy
public enum class CollisionConflictResolutionPolicy
public enum CollisionConflictResolutionPolicy
public enum CollisionConflictResolutionPolicy

メンバー

  メンバー名 説明
ApplicationDefined 変更適用元が ItemConstraint イベントを使用して、各衝突競合が発生したときに同期アプリケーションに通知します。アプリケーションでは、競合している項目を調べ、SetResolutionAction を呼び出して競合解決アクションを指定します。 
DestinationWins 同期先レプリカで行われた変更が常に優先されます。Sync Framework によって、DestinationWins の競合解決アクションが指定されます。 
Merge 同期元項目のデータが同期先項目に結合されます。Sync Framework によって、Merge の競合解決アクションが指定されます。 
RenameDestination 同期先レプリカで競合している項目の名前が、同期元プロバイダーから送信された変更と競合しないように変更され、同期元の変更が同期先レプリカに適用されます。Sync Framework によって、RenameDestination の競合解決アクションが指定されます。 
RenameSource 同期元プロバイダーから送信された変更の名前が、同期先レプリカで競合している項目と競合しないように変更され、同期元の変更が同期先レプリカに適用されます。Sync Framework によって、RenameSource の競合解決アクションが指定されます。 
SourceWins 同期元レプリカで行われた変更が常に優先されます。Sync Framework によって、SourceWins の競合解決アクションが指定されます。 

解説

CollisionConflictResolutionPolicy のメンバーは、同期中に発生する衝突制約の競合の解決を目的として変更適用元が使用するポリシーを指定するために、同期アプリケーションで使用されます。衝突競合は、同期元プロバイダーが同期先レプリカに既に存在するファイルと同じ名前および場所のファイルを送信した場合など、同期先のストアにある別の項目との競合が原因で項目を保存できない場合に発生します。

詳細については、「制約の競合の検出および解決」を参照してください。

参照

リファレンス

Microsoft.Synchronization 名前空間