IItemMetadata2::SetMergeWinnerIdOnDeletedItem

マージ廃棄標識の優先される ID 値を設定します。

HRESULT SetMergeWinnerIdOnDeletedItem(
  const BYTE * pbWinnerId);

パラメーター

  • pbWinnerId
    [in] マージの発生後にマージされた項目を識別するために使用される項目 ID です。これは優先される ID とも呼ばれます。

戻り値

  • S_OK

  • E_OUTOFMEMORY

  • E_POINTER

  • SYNC_E_METADATA_INVALID_OPERATION (この項目に既に削除済みのマークが付いている場合)

解説

マージ廃棄標識は、競合している 2 つの項目をマージすることによって制約の競合が解決されるときに作成されます。制約の競合がマージによって解決されると、小さい方の項目 ID が優先される項目 ID として選択され、大きい方の項目 ID が優先されない項目 ID として選択されます。優先される項目 ID は、マージされた項目を識別するために使用されます。マージ廃棄標識は、優先されない項目 ID が同期コミュニティ内の優先される項目 ID と同じ項目を示すことを追跡します。マージ廃棄標識のメタデータは、削除された項目の廃棄標識のメタデータと同じですが、優先される項目 ID が付加されています。

参照

リファレンス

IItemMetadata2 インターフェイス

概念

制約の競合の検出および解決